経営の健全性・効率性について
収益的収支比率が100%を下回っている。支出の大部分は、企業債償還金となっている。収益的収支比率は昨年度と比べ、45.06%大幅に増えている。原因としては昨年度、新規地区建設の事業費が増え企業債や一般会計からの繰入が極端に多かったためである。一方、経費回収率を見ると80%以上を使用料で賄えている。しかし、経費回収率も年度毎に下がってきていることから今後はより一層の経費削減と料金回収に努めていきたい。
老朽化の状況について
令和2年度、農業集落排水施設最適設備構想を策定した。その中で施設機能診断を行い、施設の劣化要因を特定した。供用開始から20年を経過した施設もあり、やはり施設及び機器類の老朽化が進んでいた。その診断に沿い、施設等の計画的な更新を行っていきたい。
全体総括
現在、新規地区を建設中のため事業費や企業債が今後増加していくことが予想される。新規地区の供用開始に向け適正な料金設定を鑑み、経費回収率を維持できるよう努めたい。また、既存地区の施設、機器等の老朽化対策を行っていきたい。