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地域において担っている役割救命救急センターを核とした救急医療の提供をはじめ、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター等の機能を発揮し、地域の中核病院として、福島県いわき医療圏はもとより、本県浜通り地区の高度急性期医療を担うほか、臨床研修指定病院として、地域医療の将来を担う医療従事者の育成に取り組むなど、多様な役割を担っています。
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経常収支比率
医業収支比率
累積欠損金比率
病床利用率
入院患者1人1日当たり収益
外来患者1人1日当たり収益
職員給与費対医業収益比率
材料費対医業収益比率
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経営の健全性・効率性について「①」は、新病院の施設や医療機器等に係る減価償却費の増や、旧病院の建物の除却に伴う資産減耗費の増など、経費が増加したことなどから、「②」と併せて平均を下回っており、「③」は、やや増加しています。「④」は、平均在院日数の減により減少しています。「⑤」は常に平均を上回っているものの、「⑥」は常に平均を下回っています。「⑦」は、職員数の増などから、平均を上回っています。「⑧」は、高額薬剤の使用が伸びていることなどから、増加傾向にあります。
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有形固定資産減価償却率
器械備品減価償却率
1床当たり有形固定資産
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老朽化の状況について平成30年12月の新病院の開院と、これに伴う医療機器購入により、「①」、「②」は、平均を大きく下回っており、「③」は、平均を大きく上回っています。
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全体総括令和元年度は、新病院の開院に伴う機能移転の影響により、平成29年度以前と比較すると大きく数値が変動していますが、計画と比べて収支は改善しており、経営状況は概ね健全であると判断しています。なお、「④病床利用率」は、在院日数の減等により平均を下回っていますが、地域医療連携の推進を図り、新規患者の受入れに努めるなど、医業収益の確保を目指しています。今後、人口減少や少子高齢化の進展に伴う医療需要の変化や、新型コロナウイルス感染症による影響、更には、働き方改革への対応等を踏まえつつ、これまで以上に経営の健全性と効率性を高め、更なる経営の安定化に努めます。
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