仙台市:公共下水道

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経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率、⑤経費回収率は100%以上で推移し、累積欠損金も生じていないことや、⑥汚水処理原価も類似団体平均と同等となっていることから、安定的な経営状況にあると言えます(※1)。③流動比率は100%を下回っていますが、経営状況は黒字であり、企業債償還の財源も確保できていることから、支払能力に問題はありません。また、④企業債残高対事業規模比率は、類似団体平均を上回っていますが、年々減少してきており、今後も企業債の償還額が借入額を上回ることから、企業債残高はさらに減少する見込みとなっています。この他、⑦施設利用率は類似団体平均よりも高率で推移しております(※2)。(※1)⑤経費回収率及び⑥汚水処理原価について、表に記載のH27年度本市実績は、国への実績報告時の数値ですが、その後の訂正により、正しくは⑤経費回収率については127.87、⑥汚水処理原価については116.77となります。(※2)⑦施設利用率について、表に記載のH27年度~H30年度本市実績は、国への実績報告時の数値ですが、その後の訂正により、正しくは次の通りとなります。H27:71.66、H28:71.21、H29:73.27、H30:73.27。

老朽化の状況について

②管渠老朽化率は類似団体平均より低率で、施設の老朽化は比較的進んでいない状況にあります。このことから、③管渠改善率も類似団体平均を下回っている状況です(※)。(※)②管渠老朽化率及び③管渠改善率について、表に記載のH27年度本市実績は、国への実績報告時の数値ですが、その後の訂正により、正しくは②管渠老朽化率については4.87、③管渠改善率については0.11となります。

全体総括

本市下水道事業は安定的な経営状況となっており、当面は同様の状況で推移する見込みです。しかしながら、長期的には、人口減少により下水道使用料などの収入が減少する一方で、老朽化の進行などによる施設の更新や維持管理などの費用が増加することが確実であり、厳しい経営環境となることが予想されます。そのため、将来を見据えて、個別訪問などによる水洗化率の向上や誤接続調査などの不明水対策による有収率の向上、施設の長寿命化によるライフサイクルコストの低減など、収入の確保・費用の低減に取り組み、安定的・効率的な経営に努める必要があります。

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