経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は前年度より上昇したが、単年度収支は依然赤字状態です。企業債残高対事業規模比率は類似団体・全国平均と比較しても低い割合となっており、一般会計に頼った経営状況です。前年と比較すると経費回収率は少し上昇しましたが、汚水処理原価は増加傾向にあります。水洗化率は毎年少しずつ増加しているものの類似団体と比較しても低いままです。また、接続率が低いため使用料で回収するべき経費は使用料以外の収入で賄っている状態が続いています。令和2年度に企業債の償還ピークが到来する状況です。
老朽化の状況について
管渠については、平成7年度以降に建設が開始され、24年が経過しますが、現在のところ改築の必要性は低いと思われます。なお、処理場等機械設備の更新については、整備計画に基づき令和2年度より随時取り進められる予定です。
全体総括
一般会計からの繰入金に頼った経営をしている状況ですが、平成28年度に策定した経営戦略を基軸に、今後の経営について検討してまいります。