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指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2020年度)
財政力
財政力指数の分析欄
財政力指数は前年度と同数の0.24であったが、類似団体平均をやや上回った。税の徴収率は、変わらず高い状況を維持しており、今後とも職員の定数管理や行革による取り組みを実施し、歳出削減により財政基盤の強化を図る。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
経常収支比率は、75.5%と類似団体平均を下回った状況を維持している。令和2年度は、地方税等の税収増額のため前年度より5.5%低下させることができた。しかし、今後はスポーツセンター・消防庁舎建設事業による公債費が増大するため、事務事業の見直しや各種事業の効率化、アウトソーシング検討により経常経費縮減に一層努める必要がある。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
会計年度任用職員制度移行により前年度から人件費の増額が物件費の減額を上回ったため、前年度から増額したが、類似団体平均は下回った。各施設運営については、将来的には民間へのアウトソーシングの検討も視野にいれ、事務経費縮減など徹底的な経費削減に努める。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
ラスパイレス指数は、ほぼ類似団体平均と同様である。今後も民間団体の平均給与状況を踏まえ、給与の適正化に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
計画的な職員採用を実施したことや、施設・こども園を直営で運営しているため、令和1年度までは類似団体平均を上回った状況が続いていた。令和2年度も前年度とほぼ同数である。今後も、職員定数管理指針のもと行政改革を推進し、適正規模の職員数となるよう努める。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
実質公債費比率は、平成30年度の繰上げ償還により減少した数値を維持していおり、類似団体平均を下回った状況が続いている。しかし、令和3年度以降は、スポーツセンター建設・消防庁舎建設事業の元金償還が始まり、また今後も継続される農業基盤整備事業により多額の地方債の発行が見込まれることから、実質公債費比率が上昇することとなる。年間償還額の平準化、地方債発行額の抑制など適正な起債管理を目指す。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
将来負担比率は、従前同様発生していない。今後も継続した取り組みを進め、一層、財政健全化を図る。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2020年度)
人件費
人件費の分析欄
人件費については、類似団体平均より高い水準であるが、町の施設、こども園等を直営で運営していることが要因である。これは、行政サービス提供方法の差異であるが、今後は将来的に民間へのアウトソーシングの検討も視野にいれ、財政健全化を念頭に置いた定数管理を行うなど人件費抑制に努める。
物件費
物件費の分析欄
物件費は、類似団体平均とほぼ同程度で推移している。令和2年度は、会計年度任用職員制度移行により物件費が減少したが、総体的な経費削減によるものではないため、今後は、事業のスクラップアンドビルトや民間委託の検討など事業の取捨選択が必要である。
扶助費
扶助費の分析欄
扶助費については、類似団体平均を大きく下回っており、今後も厳格な資格審査や対象者の把握に努め、扶助費の支給を進める。
その他
その他の分析欄
その他については、類似団体平均を下回っている状況が続いている。下水道事業会計への繰り出しについては、会計の独立採算の原則に基づいた料金改定の検討を進めるなど一般会計の負担軽減に努める。
補助費等
補助費等の分析欄
補助費等については、類似団体平均を大きく下回った状況が続いているおり、令和2年度は新型コロナ感染症の影響もあり補助費等に係る経常収支比率が2.1ポイント減少した。しかし、年々政策的補助事業費が増額傾向にあるため、補助事業の効果の検証を実施し必要性の低い事業は廃止するなど見直しが必要である。
公債費
公債費の分析欄
公債費は、類似団体平均を下回った状況が続いている。しかし、令和3年度以降は、スポーツセンター建設・消防庁舎建設事業の元金償還が始まり、また今後も継続される農業基盤整備事業により多額の地方債の発行が見込まれることから、公債費の増大が懸念される。年間償還額の平準化、地方債発行額の抑制など適正な起債管理を目指す。
公債費以外
公債費以外の分析欄
公債費以外については、類似団体平均を下回った状況が継続してる。今後も経費削減の取り組みを継続的に進める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
目的別歳出の分析欄
新型コロナウイルスの影響により、総務費・民生費・衛生費・商工費で前年度から増額となっている。農林水産業費は、住民一人当たり184,045円となっており前年度から46,090円(33.4%)増となっているが、令和2年度に実施した産地生産基盤パワーアップ事業に加え継続して実施している農業基盤整備事業費が年々増額していることが要因であり、財政負担及び将来の公債費への負担を大きくしており、今後は、適正な事業規模となるよう事業計画をたてる必要がある。また、教育費についても令和2年度は類似団体平均を下回ったものの、128,579円と高止まりしてる状況だが、今後は施設の更新・改修が見込まれるため計画的な施設管理を進め事業費の抑制に努める。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2020年度)
性質別歳出の分析欄
歳出総決算額は、住民一人当たり1,069,812円となっている。令和1年度と比較すると154,035円の増額となったが、定額給付金等をはじめ新型コロナウイルス関連事業の影響である。主な構成項目である人件費は、住民一人当たり213,679円となっており、令和2年度は会計年度任用職員制度移行により前年度から53,335円増額した。前年度と比較して大きく増加したのは、補助費等で138,369円増額し273,383円となったが、定額給付金をはじめ新型コロナウイルス関連の事業費のためである。令和2年度は全ての項目において類似団体平均を下回る数値となったが、今後も行政改革の推進により行政コスト縮減に努める。
実質収支比率等に係る経年分析(2020年度)
分析欄財政調整基金については、中期的な見通しのもとに決算剰余金を中心に積み立てるとともに、最低水準の取り崩しに努めている。令和2年度は、町税等の増収などにより実質単年度収支が黒字に改善した。今後も行政改革を推進し、歳出の抑制に努め、健全な行財政運営を目指す。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2020年度)
分析欄連結実質赤字比率に係る赤字額は発生したことがなく、黒字発生額については、水道事業会計が毎年度純利益が増加していることが大きい。今後も水道事業会計の安定的な経営を進め、持続的な経営の健全化を進める。
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実質公債費比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄元利償還金については、着実に償還を終了させ地方債残高が減少してきたが、今後は、平成29年度から実施したスポーツセンター建設事業および令和2年度から実施している消防庁舎建設事業、継続して実施している農業基盤整備事業により発行した多額の地方債償還のため、公債費の増嵩は避けられず、実質公債費比率の上昇が見込まれる。年間償還額の平準化、地方債発行の縮減に努め実質公債費比率の安定を図る。
分析欄:減債基金減債基金については、大型事業等の後年負担に備え計画的に積み立てており、平成30年度は繰上げ償還に291万円を充てるため取り崩したことにより残高が減少した。今後も計画的な積み立て、取り崩しにより基金管理に努める。
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将来負担比率(分子)の構造(2020年度)
分析欄将来負担比率については、これまで発生していない状況が続いている。今後も後年負担に備え、充当可能基金の計画的な積み立て、行財政改革により財政の健全化を図る。
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基金残高に係る経年分析(2020年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)令和2年度は町税等の増収により、財政調整基金に決算積立と合わせて110百万円、大型事業の後年負担に備え減債基金に138百万円積み立てた一方、農業基盤整備事業等のため社会資本整備基金を145百万円取り崩したことにより、基金全体としては53百万円の増となった。(今後の方針)基金の使途の明確化を図るため、財政調整基金を取り崩して個々の特定目的基金に積み立てていくことを予定している。また、今後は公共施設等の更新・改修事業、公債費等に多額の事業費が見込まれるため、計画的な積み立てを継続しながら、財源として計画的に管理していく。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)町税等の増収により、決算積立と合わせて110百万円を積み立てたことにより増加した。(今後の方針)使途の明確化を図るため、財政調整基金から個々の特定目的基金への積替えを予定している。今後とも、特定財源の確保に努め、基金取り崩しを最小限に抑制する。
減債基金
減債基金
(増減理由)大型事業の後年負担に備え計画的に積み立てており、令和2年度は、スポーツセンター建設事業、消防庁舎建設事業の将来の公債費に充てるため138百万円を積み立て、今年度の公債費の財源として52百万円を取り崩したことにより前年度から86百万円増加した。(今後の方針)今後も後年負担に備えた計画的な積み立てを継続しながら、大型事業の公債費の財源として計画的に管理していく。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)・社会資本整備基金~主に資産形成のための投資事業に充当するための基金・地域活性化基金~主に政策的なソフト事業に充当する基金・鉄道跡地整備等基金~私鉄廃止時の解散分配金を原資としての基金であり、地方交通対策のための基金・産業後継者育成基金~産業後継者の研修等に充当する基金・ふるさとおもいやり基金~ふるさと納税による寄付金を寄付者の社会的投資を具現化するため、規定された事業に充当する基金(増減理由)社会資本整備基金を農業基盤整備事業等に充当するため145百万円を取り崩したため、特定目的基金全体では143百万円の減少となった。(今後の方針)鉄道跡地整備等基金及び産業後継者育成基金については、基金が枯渇していくことから、継続するか廃止するか基金の在り方について検討が必要である。社会資本整備基金については、今後の大型事業に対応できるよう計画的な積み立てによる管理に努める。地域活性化基金については、周年行事や電子行政施策に備え基金造成に努める。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2020年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率については、昭和40年代後半から昭和50年代前半に整備された資産が多く、整備から40年以上経過して更新時期を迎えており、類似団体と同様の状況である。公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断および計画的な修繕・更新により長寿命化を図り、適正管理に努める。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
債務償還比率については、類似団体より低い数値を維持しており、令和02年度は普通交付税等の経常一般財源等の増額により改善した。しかし、令和03・04年度に実施した消防庁舎建設事業に伴い多額の起債を発行するため、今後は増大が予想される。今後も償還額の平準化など公債管理計画に基づき地方債残高の縮小に努める。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
有形固定資産減価償却率については、類似団体と同水準であるが、今後、公共施設等総合管理計画及び個別施設計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断および計画的な修繕・更新により長寿命化を図り、適正管理に努める。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費比率は類似団体と比較すると、低い水準を維持しているが、今後は大型投資事業の実施による元利償還金が増大するため、実質公債費比率の上昇が見込まれ、留意が必要である。
施設類型別ストック情報分析表①(2020年度)
施設情報の分析欄
・橋りょうについては、平成25年度策定(平成30年度更新)の長寿命化修繕計画に基づき計画的に点検・補修を実施して長寿命化を図っているところであり、毎年有形固定資産減価償却率が低下してきている。今後も計画に基づいた管理に努める。・公営住宅については、平成23年度策定の公営住宅等長寿命化計画に基づき計画的な改修・建て替え、新規取得を実施してきている。今後も令和2年度策定の同計画に基づき費用の標準化を図りながら長寿命化、適正管理に努める。・認定こども園は平成27年度、児童館は平成24年度建設のため、類似団体より低い水準である。・学校施設および公民館は有形固定資産減価償却率が高く、今後、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進め適正に管理する必要がある。
施設類型別ストック情報分析表②(2020年度)
施設情報の分析欄
・図書館については、建築から35年以上が経過し、有形固定資産減価償却率が98%近い状況であり、改修・更新時期が迫っている。・体育館・プールについて個別でみると、スポーツセンターは平成30年度建設であるが、プールは平成6年建設であり有形固定資産減価償却率は57%であるため、今後は劣化診断に基づき計画的な修繕により長寿命化を図る。・一般廃棄物処理施設につていは、有形固定資産減価償却率はほぼ100%であるが、現在は使用していなく今後も更新計画はない。・庁舎については、建築後20年経過し有形固定資産減価償却率は38.9%であり、公共施設等総合管理計画に基づき、計画的な点検・修繕により適正な管理に努める。
財務書類に関する情報①(2020年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等において、資産総額が前年度末から382百万円(△2%)減少しているは、有形固定資産の減価償却によるものであるが、基金は112百万円増加した。また、負債については、前年度から140百万円減少しているが、地方債償還額が発行額を上回ったことにより、地方債残高が減少したためである。
2.行政コストの状況
一般会計において、経営経費が952百万円増加となった。主な増加の要因は、補助金等の増加(+713百万円)であり、特別定額給付金をはじめとする新型コロナウイルス関連事業(545百万円)、農業関連補助事業(138百万円)である。また、新型コロナウイルス関連事業により物件費も増加(+193百万円)となった。
3.純資産変動の状況
一般会計等において、税収・国県等補助金の財源(4,409百万円)が、純行政コスト(4,702百万円)を下回っており、本年度差額は△293百万円となった。前年度より行政コストが増額したことにより、前年度よりも差額が△25百万円となった。純資産残高は前年度から242百万円減少して12,796百万円となった。
4.資金収支の状況
一般会計等において、業務活動収支は230百万円であったが、投資活動収支については、地方債等償還支出が地方債等発行収入を上回ったため、投資活動収支が前年度△225百万円から△176百万円に改善した。本年度資金収支額は△64百万円となり、本年度末資金残高は177百万円となった。しかし、行政活動に必要な経費を基金取り崩しと地方債発行で確保している状況であり、更なる行政改革に取り組む必要がある。
財務書類に関する情報②(2020年度)
1.資産の状況
住民一人当たりの資産額は類似団体平均値を下回っているが、当団体では道路や河川の敷地のうち取得価格が不明であるため備忘価格1円で評価しているものが大半を占めているためである。平成30年度には、スポーツセンター建設事業等により住民1人当たり資産額が増加している。歳入額対資産比率については、類似団体平均値を下回っている。有形固定資産減価償却率については、昭和40年代後半から昭和50年代前半に整備された資産が多く、整備から40年以上経過して更新時期を迎えている状況であり、類似団体と同様である。公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めるなど、公共施設等の適正管理に努める。
2.資産と負債の比率
純資産比率は、類似団体平均値をやや下回る程度であるが、純行政コストが税収等の財源を上回っていることから、純資産が前年度から1.9%減少している。行政改革による行政コストの縮減に努める。将来世代負担比率は、類似団体平均値を上回っており、また開始時点(平成27年度:19.5%)と比較して3.7%増加している。近年の大型事業により地方債を発行したためであり、今後は新規に発行する地方債の抑制に努め、地方債残高を圧縮し将来世代の負担減少に努める。
3.行政コストの状況
住民一人当たりの行政コストは類似団体平均値を下回っているが、新型コロナウイルス関連事業の影響から物件費・補助金等の増加により前年度から21.1万円増加している。今後も適切な職員数の管理・人件費の管理に努めるとともに、アウトソーシング等の導入も検討し行政コストの縮減に努めていく。
4.負債の状況
住民一人当たりの負債額は、類似団体平均値を下回っている。基礎的財政収支は、業務活動収支の黒字が投資活動収支の赤字を上回ったため、121百万円と前年度より84百万円改善した。今後も、新規事業については優先度の高いものに限定するなどにより、黒字の維持に努める。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、類似団体平均値を上回っているが、その要因としては、類似団体と比較して事業費が大きな農業基盤整備事業の受益者負担分が継続して大きな額で推移していることによる。
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