奈井江町:奈井江町立国民健康保険病院
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01:北海道
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奈井江町:奈井江町立国民健康保険病院
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奈井江町立国民健康保険病院
収録データの年度
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2016年度
経営比較分析表(2020年度)
地域において担っている役割
町の中核病院として、救急医療や訪問看護を担うほか、町内開業医による検査設備の共同利用など病診連携事業を推進することにより、住民が地域で安心して生活するための医療を提供しています。また、各種健診や相談などにより、疾病予防や早期発見に取り組み、住民の健康づくりに貢献しています。医療圏域内では、近隣病院との病病連携により、各病院の役割に則した患者の受け入れを行っています。
経営の健全性・効率性について
入院収益については、④のとおり病床の利用率は高い値を維持している状況ですが、療養病床ということもあり、収益については、平均を下回るものと考えます。外来収益については、医師の派遣を受けながら診療体制を確保し、検査等の実施も合わせ、平均を上回る収益となっています。上記の状況により、②のとおり医業収支比率について前年度より増加する結果となり、また、⑦、⑧についても改善しており、①のとおり経常収支比率についても改善している状況にあります。今後も引き続き経費の削減を図りながら、一般会計からの繰入や他の医療機関との連携により、経営の安定・健全化を進めていきます。また、病院のあり方検討委員会からの答申に基づく経営改善策を適切に実施していきます。
老朽化の状況について
①、②については、平均より若干高い率となり、施設等更新の検討を進めています。③については、平成28年度における病床削減を伴うサービス付高齢者向け住宅の運営開始により、平均値を大きく超えるものとなっています。
全体総括
全国の多くの地方病院と同じく、人口減少や高齢化により、患者数の確保については難しい課題でありますが、地元開業医や近隣病院と連携しながら当院へ求められる医療的な役割を果たすことはもちろん、院内に開設したサービス付高齢者向け住宅の運営を含め地域包括ケアシステムの推進にも与して行く必要があります。そのためにも、「奈井江町立国民健康保険病院新改革プラン」に基づき、病床機能の見直しを含めた経営の効率化や収益の確保及び経費の削減などによる収支の改善を進め、また、病院のあり方検討委員会からの答申に基づく経営改善を図り、今後も持続可能な病院としての運営を目指し経営の健全化・安定化を図っていきます。