座間味村：農業集落排水

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率昨年より数値は若干減少したが、総収益のうち一般会計からの繰入による割合が高いため経営改善が求められる。今後、使用料等見直しも視野に入れた対策が必要。②、③該当なし④企業債残高対策事業規模比率昨年より下降傾向がみられるが、全国「786.37」類似団体「791．76」本村は「859．59」となっており全国・類似団体より高い状況になっている。⑤経費回収率使用料以外における負担が多くなっているため、経費の抑制が必要。また将来的には料金改定など対策を検討。⑥汚水処理原価施設の修繕や、地方公営企業法適用業務移行への準備の為、昨年より数値が増加。全国・類似団体で比較するとかなり費用が高い状況である。今後も処理費の抑制を行い有収水量等の向上に努める。⑦施設利用率昨年とほぼ同様な数値である。全国・類似団体より低い状態にある。現在の処理水量が低く利用率が悪い状況であるが、施設が観光客等が増大する夏場や定住者の増加も考慮した施設であるため規模的なものについては問題ないが、人口が少ない処理地区のため利用率の向上が望めない。（有収率の向上が課題。）⑦水洗化率昨年より若干の上昇は見られるが、今後も継続し利用者の向上を目指す。

老朽化の状況について

①②該当なし。③管渠改善率・・・管渠等（管路）は共用開始後２０年以内と浅かったため改善等はなく、将来的にも数年予定はない。しかし、処理施設（機器）については一部改築時期に来ているため検討を要する。（利用率が望めないため改築更新の必要が判断される）

全体総括

１．経営の健全性・効率性において・収益的収支比率・・・昨年より降下し、一般会計からの繰入に依存する割合が多いため改善が必要。（対応策として料金改定など検討。）・経費回収率・・・使用料で賄える割合が低いため、今後改善が必要。（対応策として使用料等の改善が今後望まれる。）・汚水処理原価・・・有収水量の増加が望めないため、汚水処理費の削減が望ましいが、必要な運営を行っており非常に難しい。・企業債残高対事業比率・・・今後数年、設備への改築更新がないため減少傾向にある。（現状維持の傾向）２．老朽化の状況対応について今後、機器等の改築更新（処理施設）を検討。（今後の利用状況を考慮し、計画の必要性が判断される。規模縮小等検討。）