長与町:末端給水事業
団体
42:長崎県
>>>
長与町:末端給水事業
地方公営企業の一覧
末端給水事業
公共下水道
特定環境保全公共下水道
嬉里駐車場
吉無田駐車場
収録データの年度
2023年度
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2015年度
2014年度
経営比較分析表(2017年度)
経営の健全性・効率性について
平成29年度は、経常収支比率及び料金回収率が全国平均よりも高く、欠損金も発生していない。このことから健全な経営を維持できていると分析できる。また、施設利用率は高値を維持しており、効率的に水を製造できた結果であるといえる。しかし、平成29年度については有収率が微増、給水原価が微減しているが、更新需要の高まり、漏水の多発をうけ、有収率は減少傾向、給水原価がやや上昇傾向にあり、短期債務に対する支払い能力を示す流動比率も低下している状況から考えると、今後の経営はより厳しいものとなってくることが予想される。今後も健全な経営を維持していくためには、企業債残高対給水収益比率に余力があることから、高まる更新需要への対応策として企業債を効果的に活用していくことが必要である。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率及び管路経年化率が示すとおり、施設の老朽化が激しく、施設更新期が到来していることが分析できる。平成26年度以降、「長与町水道事業中長期計画」に基づきピッチを上げて計画的に施設更新を進めており、このことは管路更新率が右肩上がりで上昇する結果を招いていることがわかる。今後も「長与町水道事業中長期計画」および「長与町水道事業経営戦略」を基に、計画的に更新需要に対応していくことで、老朽施設の解消に努める。
全体総括
水道事業においては、給水収益が減少傾向にあるなか、施設更新期が到来するという非常に厳しい時代に突入している。本町においても例外ではなく、高まる更新需要に対応していくためには、より一層の経営努力が必要であり、徹底した事業の効率化を図っていく必要があると考える。今後も健全な経営を維持し、長与町水道事業ビジョンの目標に掲げる「未来に引き継ぐ長与の水道~安全で安心な水の安定供給~」を実現するため、事業効率化のための取り組みを推進していく。