地方独立行政法人福岡市立病院機構:福岡市民病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

地域において担っている役割

福岡市における医療施策として求められている救急医療、高度専門医療等を提供すること等により、市内の医療水準の向上を図り、もって市民の健康の維持及び増進に寄与する。

経営の健全性・効率性について

健全性について、福岡市民病院においては、診療報酬改定への適切な対応やPFMセンターを設置して患者受入体制を整えるなど収益確保に取り組んだが、入院診療単価や医業収支比率等の主要指標は類似団体よりも高い水準で推移しているものの、収益の減と人員増による給与費対医業収益比率の増等により経常収支比率は初めて100%を下回った。効率性について、患者1人1日当たり収益は、入院外来共、類似団体と比較して高い水準を示している。また、材料費対医業収支比率については、外部コンサルタントを活用した調達に係る価格交渉の徹底を図ったが、類似団体よりも高い水準で推移している。

老朽化の状況について

平成元年4月竣工から30年余が経過し、減価償却も進んだことから、有形固定資産減価償却率については、類似団体を上回るペースで同様に高率で推移している。また、器械備品減価償却率についても同様である。なお、1床当たりの有形固定資産については、類似団体の平均値よりも低率で推移している。

全体総括

経営の健全性・効率性を表す指標は、類似団体と比較すると概ね良好に推移しているものの、収益の回復と給与費対医療収益比率の適正化を図り、経営改善に向けてより一層取り組む必要がある。今後の課題としては、福岡市民病院においては、地域医療構想及び医療計画において求められる高度専門医療並びに救急医療体制を提供するために必要な取組を継続して行うとともに、災害や新型コロナウィルス感染症等の新興感染症の発生、その他の緊急時には、事業継続計画(BCP)に基づき、福岡市及び関係機関との連携の下、市立病院として求められる役割を果たす必要がある。

類似団体【4】

子ども総合医療・療育センター 市立病院 市立病院 国保黒石病院 市立病院 釜石病院 二戸病院 盛岡市立病院 宮城県立こども病院 横手病院 角館総合病院 公立岩瀬病院 西部メディカルセンター 栃木県立がんセンター 循環器病センター 佐原病院 こども病院 海浜病院 柏病院 市立病院 足柄上病院 循環器呼吸器病センター 十日町病院 富山県リハビリテーション病院・こども支援センター 金沢医科大学 氷見市民病院 岡谷市民病院 国保浅間総合病院 こども病院 多治見市民病院 羽島市民病院 下呂病院 浜松市リハビリテーション病院 伊東市民病院 菊川市立総合病院 静岡県立こども病院 共立蒲原総合病院 あいち小児保健医療総合センター 常滑市民病院 名張市立病院 尾鷲総合病院 伊賀市立上野総合市民病院 紀南病院 高島市民病院 綾部市立病院 市立病院 貝塚病院 市立柏原病院 十三市民病院 こども病院 中央病院 高砂市民病院 川西市立総合医療センター 加西病院 生駒市立病院 国保中央病院 南奈良総合医療センター 国保野上厚生総合病院 雲南市立病院 尾道市立市民病院 尾道市公立みつぎ総合病院 光市立光総合病院 光市立大和総合病院 山陽小野田市民病院 三好病院 小豆島中央病院 市立八幡浜総合病院 あき総合病院 飯塚市立病院 福岡市立こども病院 福岡市民病院 地方独立行政法人筑後市立病院 地方独立行政法人くらて病院 伊万里有田共立病院 市立大村市民病院 島原病院 壱岐病院 対馬病院 荒尾市民病院 山鹿市民医療センター 中津市民病院 国東市民病院 日南病院 出水総合医療センター 医師会医療センター