芸西村:特定環境保全公共下水道
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39:高知県
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芸西村:特定環境保全公共下水道
地方公営企業の一覧
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特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2015年度)
経営の健全性・効率性について
収益的収支比率はほぼ100%に近づいているが、収益の多くを一般会計からの繰入金に頼っている状況である。今後は料金収入の増加を図り、経費を抑える必要がある。経費回収率及び汚水処理原価は平均値より良好である。維持管理委託を長期契約にするなど経費節減に努めた結果である。今後は施設の老朽化に伴い数値の悪化も見込まれ、注意する必要がある。企業債残高対事業規模比率は今年度から計上されているが、元金償還金に対する一般会計の負担割合をルール化したためである。平均値より良好であるが、低減に向けて収支の改善に努める必要がある。施設利用率は平均値を上回っているが、依然として低率である。水洗化率のさらなる上昇を図り、使用水量の増加に努めたい。
老朽化の状況について
供用開始から14年が経過している。管渠は老朽化による影響は見られない。ほとんどの区間で小口径の塩ビ管を採用しており、腐食等の影響がないためと考えられる。処理場等の施設については、長寿命化計画を策定し計画的に改修工事を行うなど、工事費の節減に努めている。
全体総括
供用開始から14年が経過し、水洗化率は順調に上昇している。経費回収率及び汚水処理原価も良好に推移しており、経費の節減は図られている。しかし、今後は施設の老朽化や人件費の高騰に伴い、維持管理費の増嵩が想定されることから、慎重な経営を行わなければならない。処理場施設及び管渠の建設工事はほとんどが完了し、債務残高は順調に減少している。今後は必要最小限の改修・更新工事に留め、また、下水道への加入促進を行い収支の改善に努める。