三木町:農業集落排水

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収録データの年度

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経営比較分析表(2019年度)

20102011201220132014201520162017201820192020202150%55%60%65%70%75%80%85%90%95%収益的収支比率
20102011201220132014201520162017201820192020202152%52.2%52.4%52.6%52.8%53%53.2%53.4%53.6%53.8%54%54.2%経費回収率
2010201120122013201420152016201720182019202020210.2円0.25円0.3円0.35円0.4円0.45円0.5円0.55円0.6円0.65円0.7円0.75円汚水処理原価
20102011201220132014201520162017201820192020202162%64%66%68%70%72%74%76%施設利用率
20102011201220132014201520162017201820192020202176%78%80%82%84%86%88%90%92%水洗化率

経営の健全性・効率性について

①令和元年度は91.66%を示し改善してきていますが、100%に達しておらず、赤字状況にあります。④平成29年度から「分流式下水道に要する経費」が公費負担の取り扱いとなり、大幅な変動が生じています。新規の整備事業の予定はなく、企業債残高は減少していきますが、今後必要となる更新事業に備えて、必要な財源の確保に努める必要があります。⑤収益的収支比率が100%に近いにも拘らず経費回収率54.09%と低いことから、使用料で回収できていない経費を一般会計からの繰入金で賄っていることが窺えます。類似団体と同程度の数値ですが、100%に近づけるように経費の削減を図る必要があります。⑥令和元年度において271.55円/.であり、類似団体と同程度の状況ですが、今後、施設の経年による修繕や更新により指数が上昇することが予想されることから、維持費等の経費削減に努めていきます。⑦令和元年度において64.68%となっており、類似団体と比べて少し高い値を示しています。しかしながら、水洗化率も高いことから、事業当初から処理区域人口から減少したことで、施設の能力に余裕が生じていることが窺えます。⑧80%台から90%台を推移し、類似団体と比較しても高い値を示していますが100%であることが望ましく、未接続世帯に向けた啓発活動に注力します。
2010201120122013201420152016201720182019202020210%管渠改善率

老朽化の状況について

法定耐用年数(50年)に対して経過年数が浅く、直ちに更新計画を定める状況にはありません。令和2年度に策定する最適整備構想を活用し、既存施設の有効利用や長寿命化を図り、ライフサイクルコストの低減を図ります。

全体総括

収益的収支比率の値に比べ、経費回収率が低い値を示しており、使用料収入によって賄われるべき汚水処理の経費が一般会計からの繰入金に依存している状況が窺えます。汚水処理経費の削減を進め経営改善を図る必要がありますが、法等に定められた管理基準を順守するうえの固定費の占める割合が高く、大幅な削減は見込めない状況です。水洗化率の値から使用料の増収は見込みづらく、抜本的な見直しを進めていく必要があります。農業集落排水事業の健全な運営を持続し、安定したサービスを持続していくためにも、令和2年度策定中の経営戦略を財政的な見地から検証、分析、課題等の抽出をし、安定的・継続的な事業運営を推進するための中長期的な経営の基本計画とする必要があります。