地域において担っている役割
高度で専門的な回復期リハビリテーション医療を提供するとともに、自立のための訓練や相談など生活の再構築のための一貫したリハビリテーションサービスを提供
経営の健全性・効率性について
【①経常収支比率、②医業収支比率、③累積欠損比率】本機構のリハビリテーション病院は、脳血管疾患等リハビリや運動器リハビリに関係する全ての専門医が揃っているなど専門性の高いリハビリテーションサービスを提供している病院であり、多くの脳血管疾患等リハビリが必要な入院患者に、手厚く対応できる人員体制を配置していることなどから、採算をとることが困難な病院である。こうしたことから、各指標とも、平均値を下回る数値で推移している。【④病床利用率、⑤入院患者1人1日当たり収益、⑥外来患者1人1日当たり収益】各指標とも、平均値に対し、良好な数値で推移している。特に病床利用率は、96%前後で推移しており、ほぼ上限に達している。【⑦職員給与費対医業収益比率、⑧材料費対医業収益比率】各指標とも、平均値に対し、良好な数値で推移している。
老朽化の状況について
リハビリテーション病院は、平成20年度に開院したもので、施設の老朽化は生じておらず、当面、大規模な施設整備は生じない。設備については、毎年、点検等により、必要な箇所の補修を行っている。
全体総括
リハビリテーション病院は、採算をとることが困難な病院であることから、収支不足に伴う資金不足については、市から相当額の繰入が行われており、資金不足が生じることはない。一方で、市からの繰入金を減らす努力は必要であることから、療法士の土日・祝日のリハビリの増や外来リハビリテーションの拡充などに努めているところである。