勝央町:農業集落排水
団体
33:岡山県
>>>
勝央町:農業集落排水
地方公営企業の一覧
末端給水事業
公共下水道
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
収録データの年度
2023年度
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
①使用料収入等の経常収益で、維持管理費や支払利息等の経常費用をどの程度賄えているかを表す指標。資本費(減価償却費)が大きいため経常収益で賄えていない。②営業収益に対する累積欠損金の状況を表す指標。類似団体平均を上回り高くなっており、料金収入の増加が見込めない現状では今後さらに悪化していくため、使用料改定を行い経営改善を図る必要がある。③短期的な債務に対する支払能力を表す指標。償還金が大きく、その財源を一般会計に依存しており、自己資金が少ないことが影響している。④一般会計の負担により0%となっている。⑤使用料で回収すべき経費を、どの程度使用料で賄えているかを表した指標。類似団体平均値を大きく下回っており、十分な料金水準ではないため、使用料改定を行い経営改善を図る必要がある。⑥有収水量1.あたりの汚水処理に要した費用。類似団体平均と比較しても汚水処理費が高くなっており、施設の効率化や維持管理費削減が必要。⑦晴天時一日平均処理水量を現在処理能力で除した数値で、施設がどの程度利用されているかを表した指標。類似団体平均値を下回っている。⑧処理区域内人口のうち、実際に水洗便所を設置して汚水処理している人口の割合を表した指標。下水道整備が完了しており、昨年度では人口減により平均値を下回っていたが、水洗化が進み上昇している。
老朽化の状況について
①有形固定資産のうち償却対象資産の減価償却がどの程度進んでいるかを表す指標。供用開始から15年以上経過しているが、法定耐用年数と比較すると比較的新しいため低い数値となっている。②法定耐用年数を超えた管渠延長の割合を表した指標。法定耐用年数を経過している管渠はない。③当該年度に更新した管渠延長の割合を表した指標。当該年度において管渠の更新や改良延長はない。今後は、経営戦略、ストックマネジメントの策定を行い、計画的に施設更新または広域化の検討を行う必要がある。
全体総括
人口減少の影響で使用料の増加が見込めない中で、現在の使用料収入では処理費を賄えていない状況が続いている。さらに今後も施設の老朽化に伴い改築更新等の工事が発生している。健全な経営を行っていくためには、今後の町の在り方、近隣市町村との連携を見直し、それに見合った施設に変更し、コスト縮減を合理的に進めていくとともに、下水道使用料の改定を視野に入れた財源の確保を図っていく必要がある。