経営の健全性・効率性について
収益的収支と経費回収率は、H29を除き、増加傾向にある。また、汚水処理原価は、減少傾向にある(H29を除く)。さらに企業債残高対事業規模比率は減少傾向で、経営が改善されている。水洗化率は高水準で経営に貢献している。来年度より施設等の更新を計画しており、債務増加が予想されることから、使用料の見直し等が求められる。※H29の収益的収支比率については、算定式の分子において、総収益のうち地方債償還金37,043千円が含まれているため、本来の数値は「38.67」となる。※H26~H28の企業債残高対事業規模比率については、それぞれ当該値が「0.00」とあるが、算出式に当てはめてみると、H27は「4,236.27」、H28は「3,861.57」となる。※H29の経費回収率について、当該値が「100.0」となっているが、地方債償還金の値が汚水処理費に含まれていないことため、本来の数値は「27.84」となる。
老朽化の状況について
各施設において老朽化が見られる。今年度から機能診断及び保全計画を策定し、順次機器の更新や修繕を行っていく予定である。
全体総括
施設等の更新時期が近く、今後経営状況の悪化が予想されるため長寿命化計画に基いた運用が求められる。