智頭町:国保智頭病院

団体

31:鳥取県 >>> 智頭町:国保智頭病院

地方公営企業の一覧

簡易水道事業 末端給水事業 簡易水道事業 特定環境保全公共下水道 農業集落排水 国保智頭病院


収録データの年度

2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

経営比較分析表(2020年度)

地域において担っている役割

当院は、鳥取県東部、旧八頭郡内唯一の公的病院であり、小児医療、救急医療などの不採算部門や医療過疎地である山間へき地における地域医療を担っている。
201220132014201520162017201820192020202198%99%100%101%102%103%104%105%106%107%108%経常収支比率
201220132014201520162017201820192020202180%81%82%83%84%85%86%87%88%89%90%91%92%93%医業収支比率
2012201320142015201620172018201920202021210%215%220%225%230%235%240%245%250%255%260%265%270%累積欠損金比率
201220132014201520162017201820192020202180%82%84%86%88%90%92%94%96%98%病床利用率
20122013201420152016201720182019202020211,900円2,000円2,100円2,200円2,300円2,400円2,500円2,600円2,700円2,800円2,900円3,000円3,100円入院患者1人1日当たり収益
2012201320142015201620172018201920202021780円800円820円840円860円880円900円920円940円960円980円外来患者1人1日当たり収益
201220132014201520162017201820192020202160%62%64%66%68%70%72%74%76%78%80%職員給与費対医業収益比率
201220132014201520162017201820192020202112.4%12.6%12.8%13%13.2%13.4%13.6%13.8%14%14.2%14.4%14.6%材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

〇経常収支比率と累積欠損金比率経常収支比率について2年連続で100を上回った。累積欠損金比率は依然として高い状態であるが、今後も健全経営に努める。〇経常収支比率と医業収支比率経常収支と医業収支に差がある。繰入金への依存度が高いと考えられるが、繰出基準内である。〇医業収支比率と病床利用率及び職員給与費対医業収益比率医業収支比率、病床利用率が前年を下回ったが、新型コロナウイルスの影響を受けていると考える。職員給与費対医業収益比率は、会計年度任用職員制度導入により、費用が増加したものと考えられる。〇入院患者収益と外来患者収益及び材料費対医業収益比率全ての項目で、類似団体平均を上回っている。
201220132014201520162017201820192020202126%28%30%32%34%36%38%40%42%44%有形固定資産減価償却率
201220132014201520162017201820192020202172%74%76%78%80%82%84%86%器械備品減価償却率
20122013201420152016201720182019202020216,200,000円6,250,000円6,300,000円6,350,000円6,400,000円6,450,000円6,500,000円6,550,000円6,600,000円6,650,000円1床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

・経常収支比率と有形固定資産減価償却率いずれも、類似病院平均を上回っている。一方で器械備品減価償却率が、昨年度比で減少したが、耐用年数を経過した医療機器が多く、引き続き計画的な更新が必要である。

全体総括

近年経常収支比率が100%を超えることが多く、当院の経営は、類似病院との比較に関しては健全であると判断ができる。しかし、新型コロナウイルスの蔓延が長期化することにより、医業収支に大きな影響があると考えられる。加えて、医療圏域の人口減少や医療に対する住民ニーズの変化等により、今後自治体病院の経営は厳しくなると予想する。今後の診療報酬改定や、地域の医療ニーズを的確に把握し、中長期的な経営計画を改革プランに反映させ、健全経営に努めたい。