経営の健全性・効率性について
①類似団体平均値を上回っており、良好といえる。②累積欠損金は発生しておらず良好である。③前年度と比較し、約270%増加しており、良好である。④類似団体平均値よりも低水準となっているが、水道施設の更新を計画しているため、増加していく思われる。⑤100%を超過しており、給水収益で給水費用を賄えている。⑥類似団体平均値を下回っており、費用効率は良好といえる。⑦類似団体平均値を上回っており、比較的良好であると考える。⑧令和2年度においては、5%増加したものの低水準である。漏水調査等を行っているが、思うように改善されていない。①から⑧の指標より、有収率が平均値を大きく下回っており、改善が必要であるが、他の項目については良好である。
老朽化の状況について
①過去において、水道施設の更新事業を継続して実施しており、類似団体平均値よりも低水準となっているが、今後上昇していくと見込まれる。②低水準を維持しているが、今後は上昇していくと見込んでいる。③令和2年度において、配水管布設を行ったため、上昇している。①と②の指標について、今後は増加傾向になると見込んでいるため、管路更新も含め、水道施設の更新事業を計画的に実施していくことが必要である。
全体総括
事業については、比較的健全な経営を維持しているが、施設の老朽化が進んでいることから、経営の更なる効率化に努めるとともに、水道施設更新を含めた設備投資を計画的に実施していく必要がある。