経常収支比率
収益的収支比率
累積欠損金比率
流動比率
経費回収率
汚水処理原価
施設利用率
水洗化率
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経営の健全性・効率性について収支比率については100%を超え黒字を確保したが、類似団体平均より下回った。昨年度に発生した累積欠損比率は、法適用企業初年度で特別損失が発生したことによるもので、令和5年度は0となっている。流動比率は昨年度に比べ多少高くなったものの、依然として平均を大きく下回っており、多額の借入金や他会計繰入金に依存している状態である。経費回収率についても、昨年度に比べ多少平均に近づいたが、本来100%であるべきところを大きく下回っており、これは多額の企業債償還額が原因である。汚水処理原価は平均を超えたものの、昨年度より低くなっている。施設利用率は昨年とほぼ同様で非常に低くなっている。水洗化率については多少の増加が見られ、令和3年度の整備が完了してから数年のため、今後も多少増加する見込みである。
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有形固定資産減価償却率
管渠老朽化率
管渠改善率
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老朽化の状況について固定資産については修繕や更新を行っており、現在は健全な状況にあると考えられるが、今後は耐用年数を経過した施設の更新が必要となる見込であり、計画的な管理を行わなければならない。
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全体総括資産については健全な状況にあるが、施設や管路への過大投資により、企業債残高が使用料収入に対し多額となっているため、会計的には繰入金に頼る他なく厳しい状況である。今後は水洗化率向上に努めるほか、使用料改定の検討や、施設更新の妥当性の検討など、経営改善に向け長期的な計画を練る必要がある。
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