収益等の状況について
収益的収支比率のH29数値が増加しているのは、ホテルのせ川の売り上げを反映しているためである。今後はH29年の数値を推移すると予想される。
資産等の状況について
H15年に借り入れを行った企業債の返済がH29年で元金及び利子の返済が完了。また、ホテルのせ川が建築から約40年が過ぎ建物の老朽化が進んでいる現状で有り、今後大規模な改修などを検討しなければいけない。
利用の状況について
平成24年度に指定管理者制度を導入し、運営方針等の転換により宿泊客数は徐々に増えている。平成26年度の増加は「プレミアム宿泊券」の発行による影響である。平成29年度の宿泊者数については、市町村・公営企業ともに増加傾向である。
全体総括
平成27年の「高野山開創1300年祭」による利用者数の一時的な増加は見られたが、年間を通しての利用者数は徐々にではあるが増加している。しかし、利用者の大半は世界遺産「熊野古道小辺路」が通る伯母子岳の登山者であることから。冬季期間においては、積雪や路面凍結等の影響により、利用者が夏季期間の3分の1にも満たない状態である。冬季期間の集客をどうするかが、例年の課題である。運営については、指定管理者による運営を継続する予定である。