天川村:簡易水道事業

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地方公営企業の一覧

簡易水道事業 特定環境保全公共下水道 特定地域生活排水処理


収録データの年度

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経営比較分析表(2017年度)

20102011201220132014201520162017201820192020202135%40%45%50%55%60%65%収益的収支比率
20102011201220132014201520162017201820192020202150,000%55,000%60,000%65,000%70,000%75,000%80,000%施設利用率
20102011201220132014201520162017201820192020202155%60%65%70%75%80%有収率

経営の健全性・効率性について

・収益的収支比率は、当村は37.39%に位置しその要因として、1つの簡易水道において利益還元のため基本料金の値下げを試みたことによるものと、3つの簡易水道における施設の建設及び改良整備に係る地方債償還金の高額支出が挙げられる。平成32年度以降には償還金支払額も減少するため、徐々に改善される見込みである。・企業債残高対給水収益比率は、当村としては年々減少傾向にあったが、収益的収支比率でも述べたとおり収益が一時的に下がったことによる。また、類似団体と比べても依然高い水準である。また今後水道管及び施設の老朽化に伴う改修工事も順次発生してくることになるが、その財源は新たな起債の発行に頼ることになるため、経営を圧迫することのないよう、計画的に進めていかなければならない。・料金回収率は当村は20.29%と低く、要因として償還金支払額が支出の大半を占めているため、一般会計からの繰入金に加え収入不足を補てんしている基準外繰入金により賄われていることから、今後さらなる経費削減と適正な維持管理に努める必要がある。・給水原価は425円と昨年と同額である。起債償還額が今後減少していく見込みであるが、簡易水道施設の更新も計画としてあるため更新後は、給水原価は増加すると思われる。・有収率については、配水水量が料金収入に反映されるほど数値が高くなるが、当村は73.21%と回復し類似団体に近くなってきたが、低い要因としては寒冷地により冬季水道管の凍結に伴う漏水によるものである。
201020112012201320142015201620172018201920202021-0.01%-0%0.01%0.02%0.03%0.04%0.05%0.06%0.07%0.08%0.09%0.1%0.11%管路更新率

老朽化の状況について

3簡易水道施設のうち1施設が、創設後40年を経過し経年劣化が激しく、また水道管も露出部分が多く老朽化が進んでいるため、改善策として大規模改修を計画する予定であるが、その財源としては地方債の発行となるため、経営を急激に圧迫することのないよう、長期的な改修計画を策定し、安定した事業運営を維持できるように努める。

全体総括

各水道施設や水道管・設備の老朽化に伴う改修及び維持管理、人口減少による水道料金の減収など課題も多く、今後健全な事業運営を行う為には、料金の見直しも含め長期的な視点から課題に取り組む必要がある。また、経営戦略の策定に向け検討していくとともに平成35年度までに法適用に向けても検討していく。