多可町:農業集落排水
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経営比較分析表(2021年度)
経営の健全性・効率性について
・経常収支比率については100%以上となっており、収支は黒字になっている。これは、繰入基準の分流式下水道等に要する経費を繰入しているためであり、一般会計からの補助金に頼るところも大きいので、補助金額の増減に影響されるところではある。・流動比率の値が100%を下回り、また企業債残高対事業規模比率が類似団体と比較して高くなっているのは、本町が中山間地域にあるため処理人口が小規模の割に当初の下水道管渠建設に多額な費用がかかり、その地方債借入額が高額であることが影響していると考えられる。・経費回収率については、分流式下水道等に要する経費を繰入しても100%未満となっているため、引き続き維持管理費の削減に努めたい。・汚水処理原価については、使用料単価150円/m3より高くなっている。今後は処理原価を低減させるため、統廃合等による維持管理費の削減が必要である。・施設利用率については、人口減等により使用水量が減少しているため、減少傾向である。今後は施設の統廃合を進めることにより指標は向上する見込である。・水洗化率は96%と類似団体平均値より高い値となっている。今後も経営安定化のため水洗化の向上に努めたい。
老朽化の状況について
管渠は、最も古いもので建設から30年経過程度で、直ちに老朽化の問題があるわけではないが、将来の改築更新に係る財源確保に関して考えていく必要がある。
全体総括
本事業は、処理人口約6,000人に対し8処理区となっている。このことにより、施設建設の費用に係る地方債借入が多額になったや、小規模処理場であるため維持管理費が割高であることが経営を圧迫している。なお、現在、処理施設の統廃合により5処理区とする事業を進めている。また、今後、処理施設や管渠の更新を考慮した中長期的な収支計画を策定し、料金改定の検証を行うことで健全な経営に繋げたい。