京丹波町:国保京丹波町病院

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2017年度)

地域において担っている役割

国保京丹波町病院は、昭和30年5月の開設以来、開業医のいないこの地域のかかりつけ医的な役割を担って、救急対応や病床機能、公衆衛生活動を提供し地域医療を守り続けている。また、在宅医療も推進し、医療・介護・保健・福祉を継続的かつ一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の拠点病院の役割を担い、地域住民のくらしを守っている。

経営の健全性・効率性について

入院、外来患者数共に大幅減のとなった昨年度の水準を更に下回り、経常収支比率も2期連続で100%を下回った。主因は常勤医師1名の退職で患者確保がままならず病床利用率が59.8%と50%台に下げ、入院収益が大幅に落ち込んだことと、同じ要因で補充した非常勤医師への賃金の支出が嵩んだことである。職員給与費対医業収益比率が対前年7ポイントプラスの90%を超えてしまったことは異常であり、70%台に戻す努力が必要と考える。また、患者一人一日当たりの入院収益が600円近く下げたが、常勤医師の減による検査回数の減少と分析しており、改善していきたい。(外来は横ばいで推移した)。今後は、常勤医師の確保により、患者数の増加と職員給与費の削減に注力しないといけない。

老朽化の状況について

取得価格の全体に占める割合の多きい国保京丹波町病院の建物は平成16年に新築した鉄筋コンクリート造のため、耐用年数が長く有形固定資産減価償却率は低い水準である。1床当たり有形固定資産の額が若干平均値を上回っているが、これは47床の小規模な施設のためである。

全体総括

昨年度に続き、入院、外来患者の減少が大きい1年となった。大きな要因として、医師確保に対する不断の努力にもかかわらず、常勤医師の確保に難航したことが挙げられる。日替わり、月替わりの非常勤医師の雇用により一時的な体制確保はできるが、かかりつけ医にはなりきれず患者の定着に繋がらなかった。反面、賃金の増加に拍車がかかり医業収支比率を大幅に悪化させることになった。引き続き、医師確保に努力し、経費節減に努めることで、新公立病院改革プランに沿った健全経営に取り組んでいく。

類似団体【7】

稚内こまどり病院 国保病院 国保月形町立病院 上富良野町立病院 町立病院 国保町立和寒病院 下川病院 遠別町立国保病院 国保病院 国保病院 国保病院 豊富町国民健康保険病院 国保病院 むかわ町鵡川厚生病院 門別国保病院 国保病院 新ひだか町立三石国民健康保険病院 広尾町国民健康保険病院 標津町国民健康保険標津病院 利尻島国保中央病院 外ケ浜中央病院 国保大間病院 大東病院 奥州市国民健康保険まごころ病院 国保沢内病院 国保種市病院 石巻市立牡鹿病院 気仙沼市立本吉病院 登米市立米谷病院 大崎市民病院岩出山分院 蔵王町国民健康保険蔵王病院 八幡病院 町立病院 宮下病院 笠間市立病院 市民医療センタ- 君津中央病院大佐和分院 奥多摩病院 ゆきぐに大和病院 牧丘病院 松本市国民健康保険会田病院 上田市立産婦人科病院 国保東栄病院 信楽中央病院 国保京丹波町病院 京都市立京北病院 災害医療センター 浜坂病院 アイセンター病院 公立村岡病院 五條病院 飯南町立飯南病院 隠岐島前病院 国立病院機構岡山市立金川病院 公立下蒲刈病院 北広島町豊平病院 周防大島町立橘病院 那賀町立上那賀病院 海南病院 国保梼原病院 国保大月病院 みどりの杜病院 宇城市民病院 国民健康保険 天草市立 新和病院 宮崎市立田野病院 日向市立東郷病院 椎葉村国民健康保険病院 西郷病院 市立坊津病院 町立病院 久米島病院