鈴鹿市:末端給水事業

団体

24:三重県 >>> 鈴鹿市:末端給水事業

地方公営企業の一覧

末端給水事業 公共下水道 農業集落排水


収録データの年度

2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2015年度)

2010201120122013201420152016201720182019202020210%累積欠損金比率
201020112012201320142015201620172018201920202021100%200%300%400%500%600%700%800%900%1,000%1,100%1,200%流動比率
201020112012201320142015201620172018201920202021370%380%390%400%410%420%430%440%企業債残高対給水収益比率
20102011201220132014201520162017201820192020202178%80%82%84%86%88%90%92%料金回収率
2010201120122013201420152016201720182019202020210円2,000円4,000円6,000円8,000円10,000円12,000円14,000円給水原価
201020112012201320142015201620172018201920202021-500%0%500%1,000%1,500%2,000%2,500%3,000%3,500%4,000%4,500%5,000%5,500%6,000%施設利用率
20102011201220132014201520162017201820192020202191%91.2%91.4%91.6%91.8%92%92.2%92.4%92.6%有収率

経営の健全性・効率性について

短期債務に対する支払能力を示す流動比率は,理想とされる200%に迫る199.16%であり,不良債務が発生しているとされる100%を上回っているが,流動資産である現金預金は年々減少傾向にある。平成26年度に新会計基準を適用したことにより,平成25年度以前との比較は難しいが,現金確保の対策が必要であると考えられる。給水収益に対する企業債残高の割合を示す企業債残高対給水収益比率が413.42%であり,類似団体平均値の298.09%を上回っている。このことから,本市水道事業の企業債残高は比較的規模が大きいと考えられる。本市では,「鈴鹿市水道事業老朽管更新基本計画」に基づき管路の更新を行っていることから,そのために必要な財源確保が課題である。
20102011201220132014201520162017201820192020202134%36%38%40%42%44%46%48%有形固定資産減価償却率
2010201120122013201420152016201720182019202020210%2%4%6%8%10%12%14%16%18%管路経年化率
2010201120122013201420152016201720182019202020210.4%0.5%0.6%0.7%0.8%0.9%1%1.1%管路更新率

老朽化の状況について

有形固定資産のうち減価償却がどの程度進んでいるかを示す有形固定資産減価償却率は43.11%であり,類似団体平均値の47.37%を下回っている。数値が100%に近いほど保有資産が法定耐用年数に近いことから,本市の管路更新は類似団体と比較してより適切に行われていると推測される。管路経年化率は一部の数値に誤りがあり,正しくは以下のとおりであることから,類似団体平均値と同様の経年変化をたどっている。H23H24H25H267.529.2710.5611.61管路更新率は0.96%であり,類似団体平均値の0.67%を上回っていることから,類似団体と比較してより良いペースで更新されていると推測される。

全体総括

経常収支比率,流動比率ともに100%を超えていることから,収支は黒字であり支払能力も問題ないと考えられる。しかし,両数値とも類似団体平均値よりは若干低くなっており,特に流動資産である現金預金が年々減少していることから,現金確保が今後の課題である。類似団体平均値に比較して有形固定資産減価償却率が低く,管路更新率が高いことから,本市の管路更新は比較的順調に推移しているものと思われる。