経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率平成23年度以降100%以上となっており、経営健全性は保たれている。平成25年度から27年度の収益的収支比率が上昇しているのは、補助事業により収入が増加したためである。④企業債残高対事業規模比率平成23年度の当初事業計画完了後、新規の借入れは減少しているが、今後予想される更新に向けて適切な数値となるよう努める。⑤経費回収率使用料で回収すべき経費を、全て使用料で賄えていない100%未満が続いているが、更なる費用削減や効率化を進めて改善を図る。⑥汚水処理原価今後は経年劣化等により汚水処理原価増加は避けられないが、投資の効率化や経費の削減等を図り改善に努める。⑦施設利用率季節変動の大きい観光人口を抱えていることは観光地である日間賀島の特性であるが、今後も平準化に向けた改善を進めていく。⑧水洗化率今後も水洗化率100%に向けた未加入者対策等に努める。
老朽化の状況について
平成15年8月の一部供用開始より14年経過した。日間賀島浄化センターや各中継ポンプ等の維持管理に努めているが、今後各施設の長寿命化対策を図る。
全体総括
他市町と比較して、健全経営を続けているが、経年劣化は避けられず、今後の大規模改修等に備えた施策を講じていく必要がある。このことから、老朽化した施設を更新するための機能保全計画を策定し、計画的に保全工事を実施していく予定である。また、平成32年度に経営戦略の策定を視野に入れ、より効率的な経営の検討を進めていく。