収益等の状況について
①収益的収支比率④売上高GOP比率⑤EBITDAについて、令和2年度は大規模修繕が無かったため、昨年より支出が少なく、前年度と比較して数値が増加した。類似団体平均値より下回ってはいるが、収益については黒字で推移しており、安定した経営を維持できている。
資産等の状況について
建設時に利用した企業債については、他会計からの補助金等に頼ることなく駐車場料金収入のみで償還計画に基づき計画的な償還を行っている。⑩企業債残高対料金収入比率については年々減少している。また、地方公営企業法を適用していないため⑥有形固定資産減価償却率及び⑨累積欠損金比率については「該当なし」となっている。
利用の状況について
⑪稼働率については、全国平均及び類似施設平均値を下回っているが、過去5年間の経年比較において安定した稼働を維持しており、順調な運営が続いている。周辺施設にフェリー・高速船乗り場があり、駐車場利用者は概ね周辺施設を利用する傾向で、駐車場の需要はあると考えられるため、今後も駐車場として利用していくことが適切である。
全体総括
コロナ禍で、収入への影響は多少あったが、各指標において平均値との差異はあるものの安定した経営が続いている。駐車場への需要は観光客を中心にあり、今後も健全な運営を維持していくために、現状の管理手法を維持した運営を行っていく必要があると考えられる。