経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率前年度と比べ打ち切り決算により営業費用が減少したことから改善されている。④企業債残高対事業規模比率全国平均及び類似団体平均値より数値が上回っている。前年度と比べ地方債の償還は進んだが、打ち切り決算により使用料収入が減少したことから悪化している。⑤経費回収率全国平均及び類似団体平均値より数値が下回っている。前年度と比べ有収水量は増加したが、打ち切り決算により使用料収入が減少したことから若干悪化している。⑥汚水処理原価全国平均及び類似団体平均値より数値が上回っている。前年度と比べ有収水量が増えたことにより水処理の効率が上がり、改善されている。⑦施設利用率全国平均及び類似団体平均値より数値が下回っている。前年度と比べ処理水量が増加したことから改善されている。⑧水洗化率全国平均及び類似団体平均値より数値が下回っている。前年度と比べ処理区域内人口が減少したことから改善されている。④⑤⑥⑦⑧の原因について、平成26年度に供用開始した施設が6年しか経過していないことから、1地方債の償還が始まっていない、2接続が進んでおらず有収水量が増えていないことによる。今後の対策として、更なる接続促進を実施し、接続数と有収水量を増加させることにより改善を図る。
老朽化の状況について
平成6年度から管渠等の整備を行っており、整備から最長26年間が経過しており注意が必要である。今後定期的に検査を行い、長寿命化に努める。
全体総括
平成26年度十四山東部処理場の供用開始により、農業集落排水事業は整備を完了した。令和2年4月1日から公営企業法一部適用をし、令和2年度に経営戦略を策定する。今後は接続促進を進め、使用料収入の増加に努めるとともに、整備等の適切な維持修繕を実施し長寿命化に努めていく。