地方独立行政法人岐阜県総合医療センター:岐阜県総合医療センター

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2016年度)

地域において担っている役割

県全体の高度医療の中心的役割を担う岐阜圏域において、岐阜大学医学部附属病院と連携して、急性期の中心的役割を担っている。また、総合周産期や基幹災害拠点といった政策医療にも対応している。

経営の健全性・効率性について

●経常収支・医業収支・累積欠損金比率経常収支・医業収支比率ともに、100%をわずかに下回っており、経営改善に向けた取組が必要である。また、累積欠損金比率については、低い水準を確保している。●病床利用率昨年度をわずかに下回ったものの、高い水準を確保している。●入院患者・外来患者1人1日当たり収益経年比較で増加傾向にあり、安定した収入が確保されている。●職員給与費対医業収支比率平均値を下回る比率を確保している。引き続き適正職員配置に努める必要がある。●材料費対医業収支比率高度医療を提供する中、増加傾向にある。引き続き改善に向けての努力が必要である。

老朽化の状況について

●有形固定資産減価償却率平均値よりも低いものの、経年比較で増加傾向にある。●機械備品減価償却率平均値と比較し、わずかに高い水準で推移している。今後、機器の老朽化に伴う更新が増大するものと考えられることから、優先度を考慮した計画的な更新を行っていく必要がある。●1床当たり有形固定資産平均値を下回るものの、その差は経年的に縮まっている。今後とも計画的な整備を行う。

全体総括

当病院事業は、概ね経営上の健全性は確保されている。引き続き、高度・急性期の中心的な役割を担うことができるよう、リニアックの更新等に伴う新棟整備の検討を進める。また、国の医療制度改革や診療報酬の改定に迅速に対応するとともに、医療機器の計画的な整備やDPCの推進、業務委託の見直し等を行っていく。今後も、岐阜県地域医療構想や岐阜県保健医療計画に基づき、他の医療機関との役割分担や連携の下、岐阜圏域の基幹病院としての役割を果していく。

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