可児市:農業集落排水

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収録データの年度

2022年度 2021年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2019年度)

20102011201220132014201520162017201820192020202186%88%90%92%94%96%98%100%102%104%収益的収支比率
20102011201220132014201520162017201820192020202146.7%46.72%46.74%46.76%46.78%46.8%46.82%46.84%46.86%46.88%46.9%46.92%経費回収率
2010201120122013201420152016201720182019202020210.18円0.2円0.22円0.24円0.26円0.28円0.3円0.32円0.34円0.36円0.38円0.4円0.42円汚水処理原価
20102011201220132014201520162017201820192020202145%46%47%48%49%50%51%52%53%施設利用率
20102011201220132014201520162017201820192020202178%80%82%84%86%88%90%92%94%96%98%100%水洗化率

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率が87.02%(前年度比14.92%低下)と100%を下回っており、経費回収率についても46.73%(前年度比1.03%低下)で100%を下回っており、類似団体と比較しても低い。汚水処理原価は361.02円(前年度比12.4円増)で類似団体平均273.52円を87.5円上回っている。収益的収支比率が100%を下回っているのは、一般会計からの繰入金が減少したことにより、収益が減少したためである。経費回収率が低い水準となっているのは、人口密度が低い地域を処理区域としていること及び小規模な処理場が2箇所あり、その維持管理に多額の費用がかかることが原因である。また、汚水処理原価が昨年より増加しているのは、維持管理に係る委託料及び処理場施設の動力費の増加が要因である。なお、企業債償還金については一般会計繰入金を財源として償還しており、ここ数年は新規の起債発行を行っていないことから、企業債残高は今後減少していく。
2010201120122013201420152016201720182019202020210%管渠改善率

老朽化の状況について

施設整備後30年近くが経過し、法定耐用年数に達する資産が発生し始めることから、計画的に施設の改築を進めていくことが課題となる。なお、管渠改善率が0.00%となっているが、これは管渠が比較的新しいためである。今後は、施設の老朽化が進み、改修の必要な管渠が増加すると予想されるため、その改修等に向けて財源を確保することが課題となる。

全体総括

農業集落排水事業は、規模が小さく、一般会計からの繰入金に依存する割合が大きいため、収益的収支比率や経費回収率に与える影響が大きい。今後はそれらを改善するために、老朽化する施設に係る維持管理費を抑制する必要があることから、流域下水道への接続も検討する必要がある。また、農業集落排水事業の公営企業法適用による、下水道事業会計への会計統合を進めていく。