経営の健全性・効率性について
令和元年度より法適用化した事業になります。①経常収支比率は100%を超えていますが、⑤経費回収率は、20%ほどであり、使用料の収入だけでは、維持管理費や地方債償還金が賄えず、一般会計からの繰入金に依存しているのが現状です。③流動比率は、100%を大きく超えていますが、これは償還金が少ないためです。⑥汚水処理原価は平均値を大きく超えていますが、これは利用者数(有収水量)が少ないためと考えられます。簡易排水事業は、事業規模が小さく、水洗化率が100%であり、これ以上の料金収入の増加が見込めないため、維持管理費用の削減等による汚水処理費の抑制に努めていきます。
老朽化の状況について
滝ノ沢処理場、小茂ヶ谷処理場の2処理場を有しており、ここ数年は大きな故障もなく、安定した処理を続けています。
全体総括
大規模な改修が行えないため、計画的な修繕や処理費用の削減を行うなど、適切な維持管理が重要となります。また、人口減少が進んでいくと考えられるため、施設規模の見直しや統廃合を検討していきます。