富士河口湖町:末端給水事業
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19:山梨県
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富士河口湖町:末端給水事業
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経営比較分析表(2021年度)
経営の健全性・効率性について
富士河口湖町上水道事業は、船津・小立・勝山の3地区で構成している。①経常収支比率令和2年度の110%に続き、令和3年度は106%であった。類似団体平均値を下回っているが、ここ数年間は100%を超えている。⑤料金回収率令和3年度は101%であった。今後も水道料未収金が発生しないよう努める必要がある。⑥給水原価本町は、豊富な地下水に恵まれていることにより水道料金が全国的にかなり低く保たれているが、④企業債(水道工事費等の借金残高)が高い水準であるため、近い将来再度の料金改定が必要である。⑦施設利用率本町は有数の観光地であるため、令和2年度にコロナ禍の影響で施設利用率が大幅に減少した。しかし令和3年度には観光客の増加から改善の兆候が見られた。⑧有収率65%前後を推移していて、類似団体より低い状態が続いている。今後も漏水調査を継続実施して、漏水確認後には早急に更新し、有収率向上を図る必要がある。
老朽化の状況について
③管路更新率が2年連続で低い数値となっているが、令和3年度は船津地区で新設ポンプ設置と、勝山地区で新井戸掘削工事を実施したためである。令和5年度で一旦新水源等の施設整備が完了する見込みなので、引き続き老朽管の更新整備を進めていくことが安定給水を継続させるうえで重要である。
全体総括
計画的に行ってきた料金改定の成果で健全運営に転換でき、現時点では良好な運営状況であると判断できる。今後数年間は施設の更新と拡張を進めていくうえで、これまで以上に設備投資の支出増大が見込まれることから、債務(借金)過多にも注意しながら安定運営を目指していく。また企業債(水道工事費等の借金残高)が右肩上がりであること、電気代をはじめとした物価の上昇が顕著であることから、近い将来再度の料金改定が必要である。