かほく市：簡易水道事業（法適用）【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2020年度）

経営の健全性・効率性について

全体的にほぼ適正な数値となっている。本年度は料金回収率が100％を下回っているが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う市民生活支援の為、基本料金を4ヶ月間免除したことによるものである。減額した給水収益分の一部については、一般会計より繰入を行っている。また、企業債残高対給水収益比率については平均値を超えているが、配水場施設等の更新に伴う企業債借入及び前掲の基本料金免除が理由である。今後も計画に基づき、実情に合った施設への改修を進めていく。

老朽化の状況について

施設の更新により有形固定資産減価償却率については平均値を下回っている。しかし管路経年化率が上昇している状況であり、今後は補助金等を積極的に活用し、地域防災計画で避難所に指定されている管路を優先的に更新を進めていく予定である。またアセットマネジメントに基づき、計画的に施設の更新や廃止及び耐震化を順次進めていく。

全体総括

全体的には、経営指標についてほぼ平均値を超えており、累積欠損金も発生していないため、概ね順調であると言える。今後は施設及び管路等の更新費用が増えるため、工事財源の確保等更なる経営改善を行う必要がある。現在、第3期包括的民間委託により住民サービス向上及び経費削減に努めているが、今後より一層の経営改善を図っていきたい。

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