田上町:末端給水事業
団体
15:新潟県
>>>
田上町:末端給水事業
地方公営企業の一覧
末端給水事業
公共下水道
特定環境保全公共下水道
農業集落排水
収録データの年度
2023年度
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
ここ数年、単年度の経常収支比率が平均値を大きく下回り、95%前後を推移している。近年料金回収率は、前年度に比べ下がっており、これは繰越額の回収率が下がったことが影響している。そのため経営が安定しているとは言えない状況が続いている。今後も一層の料金回収率改善を図るとともに経費削減と漏水対策を行い、有収率を含む各比率の向上に努め、経営安定に努めていきたい。また浄水場建設以後、起債借入を行わず自己資金での運営を行ってきたが、今後必ず取組んでいかなければならない施設や老朽管の更新については、少子高齢化に伴う人口減に注意しながら世代間負担の公平性を保つためにも今後とも必要に応じて起債借入を行うことも検討していく。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は、類似団体よりも低い数値で推移しているが、ここ数年は右肩上がりと平均値に近づいている。今後も耐震性、長寿命化を図りながら、計画的で効率の良い管路更新を実施していく。
全体総括
近年、給水人口の減少と住宅リフォーム等による節水器具の普及により、給水収益が年々落ち込んでいる。また漏水修理や施設修繕に伴う費用が嵩み、予算規模も大きくないことから思うような管路を含めた更新事業の予算が確保できていない。今後も厳しい財政状況が予測されるが、町民生活に及ぼす影響が少なくない「料金改定」は難しく、資金不足を補うためには企業債の活用等により、現行の料金体系を維持していく。今期策定予定である経営戦略に伴い長期の水道事業を見据えた中で、一層の事業投資効果・経済性を考慮しながら財政健全に努めていく必要がある。