収益等の状況について
①収益的収支比率は、従前より概ね100%付近で安定していたが、平成29年度を以て駐車場の当初建設資金の元利償還が完了し、平成30年度以降は地方債償還金が無くなったため、数値が向上した。②、③は、これまで0で推移してきたが、令和3年度に実施した施設の大規模改修に伴い一般会計からの繰入れが発生したため、一時的に増加した。④売上高GOP比率は、平均値より高い数値で堅調に推移してきたが、施設の大規模改修に伴う一時的な費用増により数値が悪化している。⑤EBITDAは、平均値より高い数値で堅調に推移してきたが、施設の大規模改修に伴う費用増により一時的に数値が悪化している。
資産等の状況について
⑥は該当なし。⑦敷地の地価は、鉄道駅に至近な立地条件が反映されている。⑧設備投資見込額は、「清瀬市駐車場事業経営戦略(令和3年度~令和12年度)」に定める「投資・財政計画」に基づき算出した。令和3年度に大規模修繕の調査・設計委託を実施し、その結果をふまえて令和5年度以降に計画的に必要な修繕を実施予定である。⑨は該当なし。⑩企業債残高対料金収入比率は、平成29年度を以て駐車場の当初建設資金の元利償還が完了したため、それ以降の数値は0となっている。
利用の状況について
⑪稼働率は漸減傾向にあるが、平均値よりは高い数値を確保している。
全体総括
大型商業施設に隣接し、鉄道駅に直結する利便性の高い大規模駐車場であり、清瀬市の主要な交通施設として順調に経営している。平成28年度より、指定管理者から大手駐車場運営企業に業務の一部を再委託し、24時間営業化、車貸しサービスの開始等により更なる利便性の向上に努めている。平成7年度の運営開始から令和2年度で25年が経過し、予防保全の観点から施設管理を行うため、令和3年度に大規模修繕の調査・設計委託を実施し、その結果をふまえて令和5年度以降に計画的に必要な修繕を実施予定である。