国分寺市:公共下水道

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経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

①収益的収支比率100%未満ながら,平成27年度以降95%以上と安定し,平成30年度以降は上昇傾向にある。④企業債残高対事業規模比率平成27年度から類似団体平均および全国平均の半分以下である上,未償還残高は年々減少しており,負担が軽減されつつある。⑤経費回収率平成27年度から類似団体平均と同程度の値で安定しており,平成30年度以降は100%に達した。早急な見直しは必要ないと考えられるため,中長期的な傾向を注視していく。⑥汚水処理原価平成27年度からから類似団体平均と同程度,平成30年度以降は類似団体平均以下の値で安定している。⑧水洗化率類似団体平均と比べて高い水準であり,水洗化促進の文書送付等,今後も普及啓発活動を行っていく。以上より,国分寺市下水道事業の経営はおおむね安定している。

老朽化の状況について

③管渠改善率現在,国分寺市の管渠改善率は,類似団体平均および全国平均と比べて低い。国分寺市の公共下水道は、昭和46(1971)年から下水道事業に着手し,現在普及率は100%であるが,計画当初に布設した管きょは標準耐用年数(50年)に達しようとしている。こうした現状を踏まえ,管きょの予防型保全および長寿命化のため,ストックマネジメント事業を進めている。今後は順次,調査を行ったうえで,老朽化等の程度に応じ必要な対策を講じていく。

全体総括

施設老朽化対策は,平成30年度に策定したストックマネジメント実施方針に基づいて進めており,今後は調査結果をもとに対策を講じていく予定である。経営については,経営戦略(令和2年度作成予定)の結果を踏まえつつ,経営状況の分析および対応について検討を進める。中長期的には,公営企業会計移行後の経営状況について情報を蓄積したうえで,必要に応じて経営戦略を見直しつつ経営基盤の強化および最適化を行っていく。

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