青梅市:総合病院

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経営比較分析表(2018年度)

地域において担っている役割

これまで西多摩保健医療圏の中核病院として地域が必要とする高度な急性期医療を担ってきました。今後も東京都地域医療構想における西多摩保健医療圏の推計値を踏まえると、高度急性期・急性期機能の役割をより明確に担う必要があると考えています。また、公立病院の使命として、高度な救急・周産期・小児・災害医療を引き続き提供するとともに、地域包括ケアシステムの一翼を担っていきます。

経営の健全性・効率性について

青梅市立総合病院は平成8年度から経常収支が100%以上の黒字経営を続けています。近年、職員給与費や材料費等の増加から、①経常収支比率や②医業収支比率は低下傾向となっていましたが、平成30年度は医業収益の増加により前年度より収支改善しました。⑤入院患者1人1日当たり収益、⑥外来患者1人1日当たり収益の増加が示すとおり、各種医業収益の増収に取り組んでおり、平成30年度についても、前年度よりも入院は2,911円、外来も823円の増加となりました。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率は上昇しています。建物については、一番古い建物である西棟は昭和54年度の竣工であり、その他の施設についても老朽化が進んでいます。こうしたことから、平成30年度には新病院基本設計をまとめるなど、新病院建設計画を推進しています。②機械備品減価償却率についても、新病院の建設にあわせ、老朽化した医療器械を計画的に更新していく予定です。

全体総括

西多摩保健医療圏における青梅市立総合病院の役割を果たし、健全経営を継続していくためには、さらなる機能の充実が必要です。そのためにも、新病院建設を着実に推進し、これまで以上に高度急性期・急性期医療に注力していきます。また、平成28年度に策定した「新青梅市立総合病院改革プラン」にもとづく取組により、収益の増加、費用の削減を図り、健全経営を継続していきます。

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