経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は、100%に達しているものの、経費回収率は、平均を下回り62.87%にとどまっていることから、使用料以外の他財源に依存した運営状況であるといえる。汚水処理費の削減に向けた改善を図るとともに、使用料の見直しを検討する必要があると考えられる。
老朽化の状況について
分析表では老朽化についての該当数値がないが、供用開始から30年を超える施設、管路があり、経年使用による機器の故障等が発生している状況である。長寿命化を踏まえた、計画的な更新、修繕が必要であると考えられる。
全体総括
収入の大部分を他会計からの繰入金に依存している状況である。施設の老朽化により、維持管理費はさらに増加することが予想されるため、計画的に更新を行っていくことや、使用料収入増加を目指した取り組みが必要である。