柳津町:農業集落排水
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07:福島県
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経営比較分析表(2017年度)
経営の健全性・効率性について
当事業は供用開始後13年~19年が経過し修繕のピークは過ぎた。施設の運転方法を改善し効率的な運転を行い、光熱水費等のランニングコストの削減を実施しており汚水処理原価は減少傾向にある。企業債の償還に関しては、新規の借り入れは現在行ってはいないため減少傾向にある。しかし施設数が5箇所と多く、突発的な故障も発生しており、依然として多額の修繕費が発生している状況である。水洗化率及び施設の使用率に関しては、事業全体の2割が未加入であるため加入促進に努めているところではあるが、高齢者世帯及び単身世帯等の後継者のいない世帯が多く人口減少が進むと思われることから、多くの加入は見込めない状況である。
老朽化の状況について
終末処理場に関しては、修繕計画を立て計画的な修繕を行ってはいるが、施設数も多く突発的な故障による修繕等も発生している。29年度からはマンホールポンプを中心に修繕をかける予定であり、年2~3箇所ずつ運転時間が長いものから優先順位をつけ修繕していく。管路に関しては、供用開始後13年~19年であり比較的傷みは少ない方であるが、マンホール蓋が腐食し劣化している箇所が増えてきているため、計画的に蓋の交換やメンテナンスを実施していく必要がある。
全体総括
供用開始後13年~19年経過しているため、企業債の償還は減ってきているものの、依然として修繕費用は多額であり、今後は処理場のほかに管路やマンホール蓋のメンテナンス等も必要となってくる。また少子高齢化等の影響により人口も減少し、それに伴い使用料も減少傾向である。今後必要となる財源を確保するためにも、28年度末に策定した経営戦略を履行し未加入の2割の早期加入促進を図るほか、使用料の見直しや施設の統廃合を検討していく。