経営の健全性・効率性について
本町の農業集落排水事業は、舞台地区、吉野地区と荒小屋地区で実施しており、現在は排水施設等の維持管理を中心に事業経営を行っています。過疎化の影響もあり、年々人口が減少して行く中、維持管理等の経費は一般会計からの繰入しているのが現状です。今後予想される、施設の老朽化や更新に現状に合わせた最適な整備をし、効率的な維持管理をし一般会計からの繰入金の削減に努めます。また、農業集落排水処理施設及び管渠は、老朽化が進み維持経費が今後増加することが見込まれることから、令和2年度までに機能診断調査を実施し、町の農業集落排水事業の最適整備構想を策定し、機能強化事業を活用し施設の補修や更新を実施していく。
老朽化の状況について
平成9年供用開始以降、23年が経過しているが、全て塩化ビニル管(フレキシブル管)による整備であるため、比較的耐久性が高く、これまで大規模な修繕の事案は発生していない。しかし、内閣府が全体的に定めている「国土強靭化計画」のうち、「供用20年経過施設の機能診断調査」の時期にさしかかり、令和2年度までに機能診断調査を実施し、町の最適整備構想を策定し、機能強化事業に取組んでいく予定である。予見としての災害対策についてさらに留意していかなければならない。
全体総括
一般会計からの繰入れしている現状を踏まえ、経営戦略をもとに計画的かつ合理的な経営を行うことを目指し、収支の改善等を通じた経営基盤の強化に努めていきます。また、令和2年度から本的財源を確保するため最適整備構想策定し、随時更新事業を計画していきます。【令和令和6年度法適用化予定】