経営の健全性・効率性について
牛房野、毒沢、宮沢西部の3処理区あるが、どの処理区も高齢化や人口減少により、水洗化率や施設使用率が伸び悩んでおり、経費回収率が低く適切な水準の料金収入に結び付いていない。また、どの処理区も面積が広く、家屋連坦していないため効率性も良くない。以上から、汚水処理原価が高く、後発事業体であり、企業債残高対事業規模比率も高い。そのため、使用料のみでは不足が生じ、一般会計からの繰入金にて補填している状況である。
老朽化の状況について
3処理区あり、供用開始が牛房野処理区で平成13年4月、毒沢処理区で平成16年4月、宮沢西部処理区で平成20年4月と幅がある。令和2年度に機能診断を実施し、令和3年度に最適化構想を策定することで、各施設の老朽化対策を着実に推進していく。
全体総括
高齢化や人口減少により経費回収率が低く、一般会計繰入金に依存している面があるが、今後も加入促進に努め、使用料の増収を図っていく。また、最適化構想の策定により、効率的、計画的な施設の維持管理に努め、経営改善を図っていく。