長井市:末端給水事業
団体
06:山形県
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長井市:末端給水事業
地方公営企業の一覧
末端給水事業
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
①令和元年度決算は、給水収益が減少したものの、前年度大幅に増えた修繕費が落ち着き、また、料金・会計システム更新の終了等に伴い、経常費用が大幅に減少したため、経常収支比率は上昇した。②有収率については、漏水調査や早期の漏水事故対応等を行ったものの、若干減少した。③当市は、水道水源を地下水に求め自家で賄うための施設整備を行っている。そのため、施設工事費用財源としての企業債の借入が類似団体に比べ大きくなっている。
老朽化の状況について
①主要な管路及び水源施設等については順次更新を行ってきているが、財源確保に苦慮している状況である。②簡易水道から引き継いだ配水管路は、TS継ぎ手のビニル管など脆弱な管が多く、管路更新が急務となっている。③ポンプ設備、電源設備等についても耐用年数を経過した設備があるが、計画的な更新を行っている。
全体総括
料金によって費用は回収しているものの、過去の整備に充てた企業債の償還が影響し、給水原価は同じ人口規模団体より高くなっている。また、計画的に整備を行ってきたが、給水量の減少等に伴い、施設利用率は低いレベルにある。今後の更新は、施設の統廃合やダウンサイジングを実施するとともに、効率化を重視し、費用を抑制する必要がある。なお、人口減少がこのまま進めば、料金の見直しも避けられない状況にあり、広域化等も含め検討が必要である。