金ケ崎町:末端給水事業
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03:岩手県
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金ケ崎町:末端給水事業
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は100%を超えており累積欠損金も発生しておらず経常黒字を維持した経営を行っている。流動比率に関しては、類似団体や全国平均より高い水準となっており、企業債残高対給水収益比率についても、類似団体及び全国平均を大きく下回り、減少傾向にある。今後も企業債残高の削減に努めていく。給水原価は類似団体及び全国平均を下回っていいるものの、供給単価は令和2年度から受水費の値上げ等により給水原価を下回った。さらに、料金回収率も100%を下回っており、給水費用を料金収入により賄えていない状況からも、適切な料金収入の確保に努める。施設利用率については、水需要の減少により休止させている施設がある。休止施設への費用削減及び廃止に向け検討を行っていく必要がある。有収率については、漏水の影響により全国平均を下回っているため、老朽管の更新等により漏水防止を徹底し改善に努める。
老朽化の状況について
管路経年化率は、全国平均及び類似団体平均を下回っている。減価償却率は全国平均及び類似団体を上回っており、更新時期が迫ってきている。以上のことから計画的な施設の更新に向け検討を行っていく必要がある。
全体総括
全国の類似団体と比較して健全な指標を維持できていることから、安定した経営が行われているといえる。しかし、今後給水人口の減少や節水傾向が進み、水需要は減少していくことが見込まれる一方、施設の老朽化への計画的な対応が必要になってくる。今後は効率的な施設利用と計画的な更新などにより、健全経営を維持していく必要がある。