陸別町:特定環境保全公共下水道
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特定環境保全公共下水道
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経営比較分析表(2014年度)
経営の健全性・効率性について
収益的収支比率に関しては年々上昇傾向にありますが、経費回収率が類似団体の平均よりも大きく下回っており、依然として一般会計からの繰入金に強く依存している状況が続いています。企業債残高対事業規模比率については類似団体の平均を上回っていますが、この施設が比較的新しいく(平成10年供用開始)償還年数がまだ浅いことや、料金水準が低いため比率が高くなっています。毎年の償還によって比率は減少していきます。汚水処理原価については減少傾向にありますが、類似団体と比べてもまだ高い水準にあります。地方債の償還額が年々減少するのに伴い汚水処理原価が今後も減少していく見込みです。施設利用率についてはやや減少傾向にあり、本年度については若干類似団体を下回りましたが、650㎥/日×2池=計1300㎥/日の処理能力に対し、晴天時日最大汚水量が650㎥/日を超える流入が年間で約1割あるため施設の遊休状態はありません。水洗化率については、面整備がほぼ概成し地域住民に下水道に対する理解と必要性が浸透し、H26年度末で接続率89.2%と微増ではありますが年々増加の傾向です。未接続の主な要因は高齢者世帯や老朽家屋ですが、今後も100%接続を目指し啓蒙を推進します。
老朽化の状況について
供用開始(平成10年)から日が浅く老朽管は存在していませんが、設備や機器類は更新時期を迎えています。
全体総括
一般会計からの繰入金の依存度が非常に高い状況にあり、今後も人口の減少が予想されることから、現状では料金収入の増加を見込むことはできません。また、設備や機器類が更新時期を迎えているため今後多額の費用が発生します。今後事業の安定的な経営を行うため、水洗化率のの向上を目指し収益を増やすとともに、経費節減によるランニングコストの低減を図り、計画的かつ適切な投資を行うことに努めていきます。また、適正な原価に基づいた料金水準の見直しも検討します。