経営の健全性・効率性について
収益的収支比率は100%を下回っており、また経費回収率も70%程度となっているため、一般会計繰入金等で補填を行っている赤字経営です。今後はH20年度以降に設置した浄化槽分の企業債が増となり元利償還金も増となっていく見込みです。また維持管理費や修繕等により汚水処理原価も他の類似団体と比べ高くなっています。
老朽化の状況について
本町の個別排水処理事業はH7年度から実施しており、浄化槽の耐用年数は30年以上あるといわれていることから、まだ老朽化しているとは考えられませんが、定期的な清掃業務、保守点検、修繕業務、またブロアポンプやダイヤフラム等の消耗品については故障しているものを順次交換を行っており、設備の長寿命化に努めて参ります。
全体総括
今後は住宅解体による浄化槽撤去やブロアポンプ等の修繕費の増が見込まれます。また新規の浄化槽設置の見込みは少ないと思われ、人口や設置基数の減による収入の減少も見込まれると予想されますので、料金改定や他会計からの繰入金を検討し、安定した経営の健全化を図ります。