経営の健全性・効率性について
供用開始当時より、水道料金の軽減措置を踏まえた料金設定としていましたが、平成29年度より廃止した為、料金改定を実施しましたが、それでも料金収入が少ない状況です。また、歳出に関しては、建設当時における起債の償還や施設の維持管理費等が高額である為、約8割を一般会計からの繰入金で賄っている状況にあります。今後も、起債の償還完了まで約20年あり、施設の老朽化に伴う修繕等による維持管理費の増大が見込まれる事から、一般会計からの繰入金を減らす事が出来るよう経費節減に心掛け、経営の健全性・効率性を図っていきます。
老朽化の状況について
施設の供用開始から約14年が経過し、処理場については更新時期を迎えている機器が多数ある状況です。また、海沿いの地域である為、建物自体も塩害の影響により腐食等が発生していますので、早期に更新計画等を策定し、段階的に機器の整備を行います。
全体総括
下水道整備はほぼ完了しており、区域内の接続率は90.9%となっています。今後も、下水道への勧誘を行いながら接続率の向上を目指します。また、料金収入が料金改定により増えましたが、一般会計の負担が大きい為、経費節減を心掛け、経営の健全性・効率性を図っていきます。