地域において担っている役割
地域の基幹病院として救急・小児・精神など不採算に関わる医療の提供を行う中核的な医療機関の役割を担っている。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率・医業収支比率ともに類似病院平均値より低いが、平成23年に病院改築に伴い減価償却額が、増大したことによる。平成27年度以降入院患者数が減少したことにより累積欠損金比率は増加している。入院及び外来1人1日当収益は、増加傾向となっているが、入院患者数の減により材料費対医業収益比率は増加傾向になっている。
老朽化の状況について
平成23年に病院改築したことにより、有形固定資産減価償却率は類似病院より低い状況になっている。
全体総括
平成23年の病院改築に当たり長期の収支計画を策定し、平成26年度まではおおむね収支計画に見合う経営がなされてきたが、平成27年度に想定外に経営状況が悪化し、年度末に5億円の資金不足が発生したことから経営の立て直しを図っているところである。平成28年度には中空知6病院の診療情報ネットワーク「そら-ねっと」の運用を開始し、管内の医療機関や調剤薬局も参画し連携している。