経営の健全性・効率性について
①収益的収支比率比率が上がった要因は、公営企業会計移行に伴う打切り決算により未払金が発生したことが大きく影響しているが、一般会計からの繰入金に依存しているため、今後は使用料の見直しを行う等、経営改善の取り組みが必要となってくる。④企業債残高対事業規模比率繰出基準に基づいて一般会計からの繰出しを行ったため、近年0%で推移している。⑤経費回収率打切り決算により未払金が発生したことにより比率が上がっているが、施設も老朽化していくことから計画的な修繕や使用料の見直しを行うなど健全化に努める。⑥汚水処理原価類似団体平均値と比較すると汚水処理原価が抑えられているが、維持管理費等の経費が増えることが予想されるため、経営改善に努める必要がある。⑦施設利用率類似団体平均値と比較すると施設利用率は高くなっている。今後も未接続者に対して戸別訪問等を行い下水道接続の普及に努めていく。⑧水洗化率数値は数年ほぼ横ばいである。今後も未接続者に対して戸別訪問等を行い、下水道接続の普及に努めていく。
老朽化の状況について
平成16年度に供用開始し、16年程経過しているが、現在のところ管渠における更新、改良等の必要性は無い。
全体総括
平成16年度に供用開始し16年程経過している。管渠も整備され施設や管渠の長寿命化の必要性はないが、一般会計からの繰入に依存しているため、今後、経営状況を把握しながら使用料の見直しを行い健全な運営に努めていく。