南関町
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2013年度
2012年度
2011年度
2010年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2019年度)
財政力
財政力指数の分析欄
類似団体平均と同程度の水準となっている。地方税は前年度から56百万円増収となっており、過去最高の水準となっている。しかし、地方交付税に大きく依存している状況に変わりはなく、今後は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う地方税の減収が見込まれるため、企業誘致、定住化対策に積極的に取り組んでいく。また、更なる税収の徴収率向上に努め、財政基盤の強化につなげていく。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
前年度と比較すると下がっているが、類似団体平均を大きく上回っており、財政の硬直化が進んでいる状況である。硬直化の要因としては、公債費や扶助費が高い水準で推移していることがあげられる。前年度と比較すると補助費等、繰出金の減少により、0.5ポイント改善しているが、今後も継続して歳出削減策をはじめ、地方税の徴収率の向上による歳入確保を図り、経常収支比率90%を目標に努めていく。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体平均を下回っているが、前年度と比較すると物件費が34百万円、維持補修費が12百万円増加している。今後も継続して定員適正化計画に基づく定員管理の徹底と事務の効率化による経費の削減に努めていく。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
類似団体平均を下回っている。人事評価制度や定員適正化計画を活用しながら、今後も適正な職員数及び給与等の管理に努める。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
定員適正化計画に基づき定員の管理を行っているため、類似団体平均を下回っている。今後も適正な定員管理を行っていく。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
類似団体平均を上回っており、前年度と比較しても0.2ポイント上昇している。要因としては、元利償還金の額が年々増加していることがあげられる。今後は庁舎建設事業、防災行政無線デジタル化事業等の大きな事業が控えているため、その他の事業の計画的な地方債の発行等により急激な数値の悪化を抑制していく。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
類似団体平均を7.0ポイント上回っている。要因としては、前年度と比較し地方債現在高が154百万円増加した一方、充当可能基金が116百万円減少したことがあげられる。今後も庁舎等建設事業、防災行政無線デジタル化事業など、大きな事業があるため、地方債残高の大幅な増加が見込まれる。その他の事業の計画的な地方債の発行等により、年々増嵩している地方債現在高の抑制に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)
人件費
人件費の分析欄
定員適正化計画に基づき適正な定員管理を行ったことにより、類似団平均を下回った。今後も継続して、人件費の削減に努めていく。
物件費
物件費の分析欄
行政改革大綱に基づき、徹底した物件費の削減を図った結果、類似団体平均よりも下回った水準で推移しているが、昨年度と決算額で比較すると34百万円増加している。今後も継続して物件費の削減に努め、財政の健全化を図る。
扶助費
扶助費の分析欄
前年度と同水準で推移しているが、類似団体平均を大きく上回っている。要因としては、障害者自立支援給付費や児童福祉関連経費が年々増加傾向にあることがあげられる。これらの経費は抑制が難しく、今後も上昇していくことが見込まれる。高齢化は今後も進行していくため、特定健診や特定保健指導等の充実を図り、扶助費の抑制に努める。
その他
その他の分析欄
後期高齢者医療事業会計及び介護保険事業会計の繰出金の減少により、前年度から数値が0.5ポイント改善したが、類似団体平均を上回っている状況にある。下水道事業及び簡易水道事業については使用料の見直しの検討、医療会計については予防の視点に立った施策を充実させ、繰出金の抑制に努める。
補助費等
補助費等の分析欄
前年度に引き続き数値は改善しているが、類似団体平均よりは上回っている。依然として、一部事務組合への負担金は高止まりの状況にあるが、単独補助金の必要性や効果を検証し、随時見直していくことで経費の抑制に努め、まずは類似団体平均を下回ることを目指す。
公債費
公債費の分析欄
類似団体平均を上回っている状況が続いており、前年度からも0.8ポイント増加している。今後は庁舎建設事業や防災無線デジタル化事業等の大きな事業が控えているため、数値は上昇し、令和5年度前後にピークを迎えると見込んでいる。新規の地方債発行を元金償還額以下に抑え、地方債残高の減少に努める。
公債費以外
公債費以外の分析欄
前年度と比較すると数値は改善しているが、類似団体平均を上回っている。要因としては、障害者自立支援給付費等の扶助費や定住対策関係の補助費等が高い水準にあることがあげられる。平成29年からは改善の傾向にあるため、今後も引き続き特定健診等の充実による扶助費の抑制、各種補助金に関しては必要性や効果を検証し、随時見直しを行っていく。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
目的別歳出の分析欄
主に民生費、商工費、土木費、災害復旧費が類似団体と比較して住民一人当たりのコストが高くなっている。民生費は一人当たり177,329円、商工費19,233円、土木費113,799円、災害復旧費は29,063円となっており類似団体の中でも上位に位置している。民生費については、社会福祉費の扶助費が年々増嵩していることや、定住対策の一環として保育料補助事業や子ども医療費助成事業など、子育て支援事業の充実に力を入れていることが、高い水準を推移している要因である。商工費については、産業振興等奨励金77百万円、プレミアム付き商品券交付金17百万円の事業があったことから、前年度と比較し3,109円の増となり、類似団体平均を上回った要因である。土木費については、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業、道路新設改良事業等の事業費の増が、類似団体平均を上回った要因である。災害復旧費については、平成30年に起きた災害に対する復旧事業により、前年度と比較すると6,206円の増となっている。今後は庁舎建設事業や防災行政無線のデジタル化等の大きな事業が控えており、該当項目の数値が増加することが見込まれる。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)
性質別歳出の分析欄
扶助費は前年度と比較すると3,721円の増となっており、類似団体の中でも一人当たりのコストが上位に位置している。これは、こども医療費の無償化や児童福祉関連経費、障害者自立支援給付費の増加等によるもので、年々増加傾向にある。扶助費については、今後も増加の見込みであるが、特定健診や特定保健指導等の充実を図り、扶助費の急激な伸びを抑えることに努める。災害復旧事業費が類似団体平均を上回っているのは、平成30年に起こった大雨により被害を受けた公共土木施設及び農地等の災害復旧事業が大きな要因である。繰出金については、下水道事業への繰出金が近年高止まりの状況が続いており、類似団体平均を上回っている大きな要因である。下水道事業及び簡易水道事業においては使用料見直し等の検討、医療会計においては予防事業に重点を置き、繰出金の抑制に努める。普通建設事業費が類似団体平均を上回ったのは、庁舎建設事業関係経費が大きな要因であり、今後も増加する見込みである。
実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)
分析欄令和元年度は歳入面で税収や交付税の増加により、実質単年度収支は黒字となっている。今後は歳入面では新型コロナウイルス感染症の影響による税収の減、歳出面では新庁舎建設や防災行政無線デジタル化等の大きな事業が控えていることのほか、扶助費や老朽化している施設の維持補修に係る経費の増加等により、厳しい財政運営が予測される。定住化対策により人口減少を抑制、施設については公共施設等総合管理計画に基づき統廃合等を検討するなど、計画的かつ効率的な財政運営に努める。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)
分析欄実施計画等に基づいた計画的な予算の編成及び執行により、全ての事業で赤字決算とはならなかった。しかし、公営企業に対しては一般会計からの繰出金も多く、独立採算を図ることが課題となっている。下水道事業及び浄化槽整備推進事業については地方公営企業法の適用を予定しいるため、今後は適正な財産管理を行いながら、経営戦略に基づいた加入率向上及び使用料の見直しを含め課題の解決に取り組んでいく。
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実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄前年度に比べると元利償還金は34百万円増加、実質公債費率(3カ年平均)は前年度比0.2%増加した。今後は新庁舎建設事業や防災行政無線デジタル化等の大きな事業が控えており、起債残高及び元利償還金は大きく増加すると見込んでいる。令和5年度前後に償還のピークを迎えることから、厳しい財政運営が予測される。事業の見直し等を含め、新規の地方債発行を元金償還額以下に抑えるなど、地方債残高の抑制に努める。
分析欄:減債基金該当なし
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将来負担比率(分子)の構造(2019年度)
分析欄前年度に比べると起債残高は増加しており、今後も新庁舎建設事業や防災行政無線デジタル化事業等が控えているため、起債残高はさらに増加する見込みである。これまで将来負担比率は低い水準で保たれていたが、令和元年度は地方債現在高が増加した一方、充当可能基金が減少したことから、前年度と比較し将来負担比率が7.0ポイント増となっており、償還のピークを迎える令和5年度前後に向け、数値の更なる上昇が予想される。今後は厳しい財政状況による充当可能基金の減少が見込まれるが、事業の見直しや新規の地方債発行を元金償還額以下に抑えるなど、地方債残高の抑制を図り、中長期的視点に立った健全な財政運営に努める。
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基金残高に係る経年分析(2019年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)ふるさとなんかん応援寄附金基金に32百万円、地域振興対策基金に20百万円、ふさとづくり基金に6百万円を積み立てた一方、ふるさとづくり基金を85百万円、産業振興等奨励基金を82百万円、定住促進住宅整備改修費基金を10百万円取り崩したこと等が要因となり、基金全体として116百万円の減となった。(今後の方針)起債償還額や施設老朽化に伴う維持補修費の増加に加え、庁舎等建設事業などの大型事業も控えており、厳しい財政運営が続くものと思われる。そのため、基金全体として減少傾向になると見込んでいる。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)基金利子を積み立ているだけで、前年とほぼ同額である。(今後の方針)現在の財政状況では、今後も取り崩しが見込まれるが、実質赤字比率が20%を超えることを防ぐため、標準財政規模の20%(約6億円)程度を保有の目安として維持していきたい。
減債基金
減債基金
(増減理由)基金利子を積み立ているだけで、前年とほぼ同額である。(今後の方針)令和5年度前後に町債の償還額のピークを迎えるため、償還財源として段階的に取り崩す見込みである。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)ふるさとづくり基金:地域づくりを推進する事業の財源に充てる。南関町庁舎等建設基金:庁舎等建設事業の財源に充てる。ふるさとなんかん応援寄附金基金:まちづくりを実現するための事業の財源に充てる。(増減理由)ふるさとづくり基金:宅地分譲事業特別会計繰入金等6百万円を積み立てた一方、定住対策事業等の財源として85百万円充当したことにより減少。ふるさとなんかん応援寄附金基金:ふるさと納税制度により、南関町を応援するために寄せられた寄附金を32百万円積み立てたことによる増加。(今後の方針)南関町庁舎等建設基金:新庁舎建設事業の財源として令和3年度までに全額取り崩す見込みである。定住促進住宅整備改修費基金:定住促進住宅改修事業の財源の一部に取り崩しが見込まれる。ふるさとなんかん応援寄附金基金:北原白秋生家整備事業の財源として取り崩す見込みである。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
有形固定資産減価償却率については、令和01から類似団体内平均値を下回っており、平成30から有形固定資産減価償却率が0.3%減少した。要因としては公営住宅の外壁や浴室等の改修工事、道路・トンネル等の改良工事を実施したためである。引き続き公共施設等総合管理計画や個別施設計画に基づき、公共施設等の適正な改修や更新、又は統合や廃止を行い、有形固定資産減価償却率の改善に努める。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
過去5年間は横ばいの傾向にある。類似団体平均を上回っており平成30と比較すると地方債の残高が増加等から債務償還比率は微増となった。今後も庁舎等建設事業、防災行政無線デジタル化等の大規模な事業を控えていることから、起債残高の増加に伴い、債務償還比率の増加が見込まれる。今後は新規起債額の抑制や、将来発生し得る財源不足に備え、計画的な基金の積み立て等を検討しながら改善を図っていく。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
R01は地方債残高の増加等から将来負担比率が7.0%となったが有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値を下回っている。そのため類似団体と比較すると施設に対する投資金額が大きいと考えられる。必要な事業を実施した結果のため、今後については策定済みの該当の個別施設計画等に基づき適切な施設更新を進めていき、将来世代の負担減少につながるよう努めていく。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
実質公債費比率は過去5年間は横ばいであるが、R01から地方債残高の増加等から将来負担比率が7.0%となった。今後については庁舎等建設事業、防災行政無線デジタル化等の大規模事業の地方債の償還が始まるため増加する見込みである。事業の見直し等を含め、新規の地方債発行を元金償還額以下に抑えるなど、地方債残高の抑制に努める。
施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)
施設情報の分析欄
道路や橋りょう・トンネルについては平成30から更に減価償却率が改善されたため、今後も長寿命化計画等に基づき適切な修繕維持に努める。保育園、学校施設については類似団体平均値を上回っており、学校施設については南関第四小学校の屋上防水等改修工事等を実施したため有形固定資産減価償却率の増加が緩やかになり類似団体との差も縮まった。公営住宅の外壁や浴室等の改修工事を実施したため平成30と比較すると有形固定資産減価償却率が0.2%減少した。過去5年間から住民一人当たりの面積が大きい傾向にあるため、施設の保有量についても今後は考えていく必要がある。該当の個別施設計画を基に適切な施設更新を進めていく。
施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)
施設情報の分析欄
体育館・プール、保健センター・保健所、市民会館、庁舎については有形固定資産減価償却率が類似団体平均を上回っている。体育館・プールについては平成30と比較すると有形固定資産減価償却率が5.6%減少しているが、B&G海洋センターの体育館改修工事のためである。一般廃棄物処理施設については有明広域行政事務組合の第1衛生センターのリニューアル工事の完了に伴い有形固定資産減価償却率が減少、一人当たりの有形固定資産額が増加している。庁舎については新庁舎建設のため有形固定資産減価償却率の減少が見込まれるが跡地活用等も含めて検討していく必要がある。
財務書類に関する情報①(2019年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、資産総額が前年度から542百万円の増加(+3.7%)となった。金額の変動が大きいものは工作物(前年度比670百万円の増加)であり、未認定道路工事や松風トンネルの補修工事等のためである。資産総額の内、有形固定資産の割合が80.4%となっている。これらの資産は将来の支出(維持管理・更新費用)を伴うものであることから、公共施設等総合管理計画に基づき、施設の集約化・複合化を進めるなど公共施設等の適正管理に努める。また、負債総額が前年度から125百万円の増加(+1.6%)となった。金額の変動がもっとも大きいものは地方債(固定負債)(前年度比95百万円の増加)である。浄化槽整備会計、国民健康保険事業会計等を加えた全体では、資産総額は前年度から522百万円増加(+3.1%)し、負債総額は前年度から80百万円増加(+0.9%)した。資産総額は浄化槽整備会計の資産を計上していることなどにより、一般会計等より2,049百万円多くなり、負債総額も849百万円多くなっている。一部事務組合、第三セクターを加えた連結では、資産総額は前年度末から553百万円増加(+3.1%)し、負債総額は前年度末から177百万円増加(+1.9%)した。資産総額は一部事務組合等に係る資産を計上したことなどにより、一般会計等に比べて3,222百万円多くなり、負債総額も一部事務組合等の地方債があることから、1,446百万円多くなっている。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は4,729百万円となり、前年度比192百万円の減少(△3.9%)となった。その内、経常費用に占める補助金等の費用は1,423百万円(30.1%)となっており、前年度と比べて67百万円減少(△4.5%)した。また、社会保障給付の費用は608百万円(12.9%)となっており、前年度と比べて9百万円減少(△1.5%)した。社会保障給付は令和元年度では減少したものの障害自立支援給付費や児童福祉関連の経費増加に伴い該当支出は今後も増加が見込まれることから、引き続きその他の経費の縮減に努める。全体では、一般会計等に比べ、水道事業会計の使用料金などを使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が87百万円多くなっている一方、国民健康保険税や介護保険の負担金を補助金等に計上しているため、移転費用が2,277百万円多くなり、純行政コストは2,538百万円多くなっている連結では、一般会計等に比べて、連結対象一部事務組合、第三セクター等の事業を計上し、経常収益が120百万円多くなり、移転費用が3,636百万円多くなっている。また経常費用が4,390百万円多くなり、純行政コストは4,270百万円多くなっている。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等の財源5,277百万円が純行政コストを4,778百万円上回ったことから、本年度差額は499百万円(前年度比498百万円増加)となり、純資産残高は416百万円の増加となった。全体では、国民健康保険事業会計、介護保険特別事業会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が881百万円多くなっており、本年度差額は525百万円となり、純資産残高は443百万円の増加となった。連結では、一般会計等と比べて財源が4,276百万円多くなっており、本年度差額は505百万円となり、純資産残高は376百万円の増加となった。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は428百万円であり、投資活動収支については固定資産の整備や基金の積立等を行ったことから△578百万円となった。財務活動収支については、地方債の発行収入が償還額を上回ったことから154百万円となっており、本年度資金残高は前年度から4百万円増加し142百万円となった。新庁舎や防災無線デジタル化等の工事により増加することが見込まれる。全体では、業務活動収支は一般会計等より112百万円多い540百万円となっている。投資活動収支では、主に水道事業会計における公共施等設整備を実施したため、△622百万円となっている。財務活動収支は、地方債の発行収入が償還額を上回ったことから108百万円となり、本年度末資金残高は前年度から26百万円増加し、249百万円となった。連結では、一部事務組合の収入の一部が業務収入に含まれることから、業務活動収支は一般会計より119百万円多い547百万円となっている。投資活動収支では、主に一部事務組合整備に係る負担金増のため、△688百万円となっている。財務活動収支は、地方債の発行収入が償還額を上回ったことから120百万円となっている。本年度末資金残高は前年度から22百万円減少し、329百万円となった。
財務書類に関する情報②(2019年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額は増加傾向にあるものの、類似団体平均値の半分以下となっている。また、歳入対資産比率は横ばいとなっており、類似団体平均値よりも大幅に下回っている。保有資産が少ないと言えるが、新庁舎建設等の大規模工事により増加する事が見込まれる。
2.資産と負債の比率
純資産比率は増加傾向にあるものの、類似団体平均値よりも大きく下回っており、将来世代負担比率は減少傾向だが類似団体平均値よりも大きく上回っている。資産に対する投資による将来の負担が大きいため、令和3年度改訂予定の公共施設等総合管理計画を基に適切な施設更新に努める。
3.行政コストの状況
平成30年度と比較すると住民一人当たりの行政コストは1.0万円減少しており類似団体平均値と比較すると下回っており費用の圧縮や削減が進んでいる。引き続き効率的な行政サービス運営に努めていく。
4.負債の状況
住民一人当たりの負債額は増加傾向にあり、基礎的財政収支は減少傾向にある。令和2年度では新庁舎建設等の大規模工事により負債の増加、基礎的財政収支の減少が見込まれる。実施の必要性のある事業を抽出見直しを行い、地方債の新規発行の抑制を行うよう努める。
5.受益者負担の状況
平成30年度と比較すると受益者負担割合が0.8%増加しているが類似団体平均値よりも下回っている。適正数値は自治体によって違うため、各施設の収支状況を精査し使用料や維持管理費用の見直しに努めていく必要がある。
類似団体【Ⅱ-1】
岩見沢市
松前町
長万部町
奈井江町
白糠町
五所川原市
十和田市
花巻市
平泉町
住田町
栗原市
川崎町
大衡村
色麻町
女川町
能代市
横手市
由利本荘市
大仙市
天童市
西川町
大江町
大石田町
金山町
最上町
舟形町
真室川町
小国町
飯豊町
三川町
須賀川市
国見町
大玉村
天栄村
西会津町
泉崎村
中島村
矢祭町
塙町
平田村
浅川町
古殿町
新地町
石岡市
常陸太田市
笠間市
那珂市
小美玉市
河内町
五霞町
下仁田町
本庄市
蕨市
和光市
八潮市
銚子市
東金市
旭市
八街市
香取市
山武市
狛江市
武蔵村山市
中井町
十日町市
村上市
佐渡市
南魚沼市
弥彦村
関川村
川北町
南アルプス市
笛吹市
南部町
忍野村
須坂市
伊那市
佐久市
安曇野市
立科町
長和町
飯島町
宮田村
阿智村
喬木村
山形村
松川村
信濃町
高山市
関ケ原町
輪之内町
坂祝町
富加町
白川町
川根本町
愛西市
志摩市
木曽岬町
度会町
大紀町
豊郷町
甲良町
多賀町
福知山市
八幡市
京丹後市
井手町
宇治田原町
田辺市
紀の川市
紀美野町
由良町
智頭町
吉賀町
総社市
三次市
大崎上島町
和木町
鳴門市
阿南市
那賀町
海陽町
宇和島市
上島町
仁淀川町
柳川市
八女市
朝倉市
糸島市
吉富町
上毛町
東彼杵町
玉名市
山鹿市
宇城市
天草市
南関町
西原村
中津市
日田市
佐伯市
宇佐市
日南市
出水市
宜野湾市
名護市
豊見城市
宮古島市