42:長崎県
>>>
新上五島町
2023年度
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
2013年度
2012年度
○人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(26年度末36.7%)に加え、町内に中心となる産業がないこと等により、財政基盤が弱く、類似団体平均をかなり下回っている。このため、平成28年3月に「第3次行財政改革大綱」を定め、歳入・歳出の見直しを行い、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る。
○類似団体平均を下回っているのは、平成17年12月に「財政健全化計画」を策定し、徹底した歳出削減と歳入の見直しを実施したのが主な要因となっている。今後も、平成23年3月に策定し、平成27年11月に見直しを行った「財政運営適正化計画」に基づき、内部管理経費及び職員数の削減、投資的経費の抑制など、歳入規模に見合った歳出構造への転換、また、将来の公債費負担抑制のための繰上償還の実施など、財政の硬直化が進行しないよう努める。
○人件費、物件費及び維持補修費の合計額の人口1人当たりの金額が類似団体平均を上回っているのは、主に人件費が要因となっている。これは、合併による職員数の増加によるもので、平成26年4月1日現在で376人と類似団体と比べてかなり多いためである。これに伴い、平成28年3月に「第3次定員適正化計画」を策定し、職員数の削減に努めており、今後も計画を遵守して平成33年4月1日までに299人体制を目指していく。
○平成17年度から平成21年度までの5年間は、特別職及び職員の給与カット(一般職員10%)の実施を行っていたため、類似団体平均を大きく下回っていたが、平成22年度以降は、給与の復元を行ったため、類似団体平均に近くなった。
○前回の「第2次行財政改革大綱(平成23年度~平成27年度)」において、60人(普通会計)の削減を行ってきたものの、人口当たり職員数を類似団体と比較すると、突出して多く、更なる削減が必要である。平成28年度からは、「第3次行財政改革大綱(平成28年度~平成32年度)」を推進し、平成33年4月1日には、299人(普通会計)を目標とする。
○普通建設事業費に係る起債償還等に伴い上昇し、類似団体平均を上回っている。平成28年3月に策定した「第3次行財政改革大綱」「財政運営適正化計画」に則り、平成32年度末では、類似団体平均を下回る1.7%を目標とし、努力する。
○平成23年3月に策定し、平成25年8月に見直しを行った「財政運営適正化計画」に基づく地方債の発行上限の設定により、新規発行を抑制するとともに、計画的な繰上償還を実施してきたことで、類似団体平均を下回った。今後も、平成27年11月に見直しを行った「財政運営適正化計画」に基づき、後世への負担を少しでも軽減するよう財政の健全化を図る。
○平成16年8月に5町が合併したことで職員数が過大となり、類似団体と比較すると高くなっている。平成17年に策定した「定員適正化計画」により、平成26年4月1日現在で376人(普通会計)となり、類似団体平均に近づいた。今後は、平成28年3月に策定した「第3次定員適正化計画」により、平成33年4月1日までに299人(普通会計)を目標に努力する。
○物件費に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、平成17年12月に策定した「行財政改革大綱」等により、施設の維持管理等経費の見直しを行った結果である。今後は平成28年3月に策定した「第3次行財政改革大綱」を推進し、公共施設の統廃合や民営化、民間委託の推進など、更なるコスト削減に努力する。
○扶助費に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、自主財源が乏しい財政状況の中、独自に事業の抑制をしていることが要因である。早期に財政の健全化を図り、福祉の充実に努めたい。
○その他に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、公営企業会計の使用料・手数料の見直しやコスト削減により繰出金を抑制したことが主な要因であり、今後も平成28年3月に策定した「第3次行財政改革大綱」を推進し、更なるコスト削減等に努力する。
○補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を下回っているのは、平成17年12月に策定した「行財政改革大綱」等により、施設の維持管理等経費の見直しを行った結果である。今後は平成28年3月に策定した「第3次行財政改革大綱」を推進し、公共施設の統廃合や民営化、民間委託の推進など、更なるコスト削減に努力する。
○合併前の大型事業実施によって地方債残高が増加した影響で、地方債の元利償還が膨らんでおり、公債費に係る経常収支比率は、類似団体平均を10.8ポイント上回っている。そのため、「財政運営適正化計画」では、地方債の発行限度額を定めるとともに、計画的な繰上償還を実施することとし、将来の償還額の圧縮に努めている。
○公債費以外に係る経常収支比率のうち、人件費以外は各種行財政改革による経常経費の抑制・削減・見直しにより、類似団体平均を下回っている。唯一類似団体平均を上回っている人件費については、、平成28年3月に策定した「第3次定員適正化計画」により職員数を削減し、人件費の抑制を図る。