簡易水道事業(法適用) 漁業集落排水施設 公共下水道 農業集落排水施設 簡易水道事業(法適用)
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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
指数は平成20から毎年0.01ポイントづつ減少を続けていたが、平成24では前年と同じく0.26となった。住民基本台帳人口は年々減少を続けており、平成23には9,000人を割り、平成24はさらに-136人の8,745人となった。高齢化率も高く、労働力人口や消費の町外流出により自主財源基盤に乏しく、平成23に回復していた法人税割は2千万円の大幅減となり、類似団体と比べ地方税による歳入は人口1人当り50,683円も少ない状態である。今後は歳出削減を図るとともに、地方税の徴収強化に取り組み、財政基盤の強化に努める。
平成20から80%台におさまっていた比率が、平成23にはさらに前年比-1.8%となり、70%台となった。しかし平成24では3.5%増となり再び80%台となった。経常一般財源である臨時財政対策債は-73,900千円、町税と普通交付税が併せて-78,387千円となったことと、経常一財充当公債費以外の費目で増となった影響である。増となった費目は補助費(1.0%増)、人件費(0.9%増)、扶助費(0.7%増)などで、減となった費目は公債費(-0.3%)である。類似団体と比較すると人件費・物件費・補助費で低く、扶助費・公債費で大きいことが特徴で、今後も新発債の抑制により公債費の圧縮に努めていく。
人口1人当たりの人件費・物件費等の決算額は年々増加傾向であったが、平成24は-2,093円の減となった。類似団体と比べ数値は低く、人件費は類似団体と比べ69.5%、物件費は44.9%に止まっている。人件費は外国語指導助手にかかる経費の増と、機構改革等による支弁人件費から職員給への区分替えにより増、物件費は電算関係の経常的な経費が増となったが、特定財源を伴う臨時的物件費の減により物件費全体は減となった。今後は定員計画に基づき適正な職員数を維持し、物件費の経常的なものについての削減努力を行うこととする。
平成22までは95ポイント前後で増減していたが、平成24では、採用・退職による変動-0.1、職種区分間の人事異動による変動0.1増により、前年と変わらず104.2となった。
人口千人当たりの職員数は微増となったが、類似団体内ではいまだ低い順位を保っている。平成20年度末の団塊の世代の大量退職や財政健全化計画、集中改革プランにより、退職者不補充と現業からの任用替を同時に行ってきたことによるものである。職員数の大幅な減員は、行政サービスの水準低下を来すおそれがあり町財政状況と増大する行政需要の整合性を図りつつ、適正な定員管理に努める。今後は平成23策定の定員管理計画に基づき、現業職の退職者不補充、一般行政職の適正配置による簡素で効率的な体制と職員数を維持していく。
実質公債費比率は平成19から悪化していたが、平成22から持ち直し、平成24も引き続き比率は改善された。それでもまだ類似団体内平均や全国平均、長崎県平均と比べても高い比率となっている。大村東彼広域農道整備事業債(3ヶ年平均91,361千円)、東彼地区保健福祉組合の地方債に充てた負担金(3ヶ年平均36,816千円)、公共下水道事業の償還財源として繰り出した一般財源などの影響である。進捗中の事業である公共下水道事業の準元利償還金の増が確実であることに加え、福祉組合の所管する施設の建て替えのための起債を予定しており、今後は準元利償還金の増が見込まれる。事業の終了した広域農道整備事業債の償還額が減少していくことに加え、徴税による自主財源確保と新発債の抑制により比率改善を図っていく。
類似団体内では高い数値となっているが、本町は第3セクターの負担見込がほとんどないこと、町債残高に対して交付税措置見込額が大きいこと(60億円に対して55億円)などから、適正な範囲に収まっていると判断され、経年比較でみると着実に改善している。住民一人当たりの地方債残高も前年比-23,181円の689,359円となり引き続き減少している。公営企業債繰入見込額については、公共下水道事業が進捗中事業のため残高は増加しており、将来負担比率の大きな悪化要因となっている。今後も普通会計の地方債抑制に努めることで、公営企業債繰入見込額の増をカバーできる見込みである。また、第3セクターの負担見込もほとんどないことから比率は概ね健全な範囲を保つと思われる。
前年より0.9ポイント増となったが、類似団体内ではいまだ低い数値となっている。その要因として、財政健全化計画や集中改革プランによる退職者不補充や現業の任用替えにより人件費削減に取り組んだことがある。前年度と比較し増となっているのは機構改革等により、支弁人件費から職員給へ区分替えを行った結果、13,801千円の人件費増となったことが大きな要因である。今後は定員管理計画に基づき現業職の退職者不補充と一般職の定数維持に努めていくため、概ね20%前後を保つ見込みである。
人口1人当たりの物件費は46,004円となり、昨年度より-4,780円となっているが、経常的な電算関連経費が増となった影響で比率は0.6%の増となった。物件費に係る経常収支比率が類似団体と比較して低くなっているのは、本町に維持管理する施設が少ないことによる各種物件費が少ないためである。決算額4億円のうち経常的な物件費は3億円未満を保っており、経常的な物件費への一般財源投入を控え、今後も3億円未満を目標に歳出削減努力を引き続き行っていく。
平成20より減少傾向ではあったが、平成24では0.7%増の5.5%となった。類似団体内平均と比べ依然扶助費は高い比率となっている。保育所の運営を社会福祉法人に委託していることや、第2子からの保育料無料化を実施していることもあり、一般財源負担が多額である。扶助費のほとんどが法に基づくものであるため、経常一般財源充当額の大きな減は見込めないところである。
過去10年近く類似団体の平均より高い状態が続いてきたが、平成23では平均を0.8ポイント下回り、平成24でも0.3下回る12.5%となった。決算額は約6百万円の減、経常的なものは5百万円の増となっている。広域農道や老朽化した道路橋梁の維持補修にかかる維持補修費投入一財が増となった影響である。今後も、経年による維持補修費や、下水道事業会計への公債費繰出しが増となることが見込まれる。
例年類似団体の平均を上回ることはなく、今年も平均より低い結果となったが、全国平均や県平均よりは高い状態である。決算額としては減であるが、し尿処理施設分の維持補修費が増となった影響で、経常的なものは増となった。補助費等の決算額のうち、2割を占める広域消防負担金が構成市町の減少等により増加する見込みもあり、今後は、補助金を交付するのが適当な事業を行っているか、経営状態は適正かなど、補助金の妥当性の見直しに努める。
公債費は経常収支比率の中でも最も大きな割合を占めており、類似団体内でも高い数値となっている。しかしながら、集中改革プランなどによる新発債の抑制と縁故債を中心とした繰上償還の実施による計画的な公債費縮減を図ったことで、比率は年々減少している。平成25以降の繰上償還の予定はないため大幅な公債費縮減は見込めないが、今後は新発債の抑制により公債費縮減に努めていく。
経常収支比率でウエイトの一番大きい公債費を除くと、扶助費以外は平均的か平均以下の水準のため、公債費以外では類似団体平均より9.3%低い数値となった。今後、補助費と繰出金で増が見込まれため、公債費以外の数値は横ばいか、増となると思われる。
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