収益等の状況について
収益的収支比率については、赤字が続いている状況である。また、昨年度よりも下回る結果となった。料金形態は、現状の水準を維持することとするが、類似駐車場の状況を必要に応じて確認する。
資産等の状況について
建物及び設備については、平成29年度に劣化状況調査を実施した。その結果、緊急性の高い改善箇所は見られなかったが、設備等の更新が必要な箇所がいくつかあげられた。今後は、大規模な設備投資は行わず、日常的な修繕の対応を行う。
利用の状況について
稼働率は、毎年度100%を超えていたが、令和2年度において新型コロナウイルス感染拡大の影響により、下回った。しかし、R3年度においては、昨年度よりやや増加している。近年、近隣商店街の店舗閉鎖や民間駐車場が新設されているが、一定の需要は保たれている。
全体総括
上部施設が公共施設であり、他用途転換による有効活用が難しいため、当面は、事業を継続していくことが望ましい。今後も一定水準で収入が確保できる見通しであるが、大規模な設備投資は行わず、現在のサービス水準の維持に努める。