春日市:公共下水道

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経営比較分析表(2020年度)

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率100%を超えており、健全な経営状態です。また、類似団体の平均値を上回り、良好な水準です。令和2年度は、下水道使用料の増(新型コロナウイルス感染拡大防止のための在宅時間増などによるもの)などにより、前年度比4.44%増となっています。②累積欠損金比率累積欠損金はありません。③流動比率100%を下回っていますが、年間の使用料収入等で企業債などの返済は可能であり、支払能力に問題がある水準ではありません。④企業債残高対事業規模比率類似団体の平均値と比較すると高い水準にありますが、企業債残高の減少に伴い、年々減少しています。⑤経費回収率100%を超えており、健全な経営状態です。また、類似団体の平均値を上回り、良好な水準です。⑥汚水処理原価類似団体の平均値と比較すると高い水準にありますが、今後は企業債残高の減少等に伴う支払利息(資本費)の減少により、当該比率は減少していく見込みです。⑦施設利用率汚水処理施設を所有していないため、当指標の表示はありません。⑧水洗化率99%を超えており、類似団体の平均値と比較しても高い水準にあります。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率平成10年度に下水道の整備が完了しており、類似団体の平均値と比較すると高い水準にあります。今後、減価償却が進んでいくため、上昇していく見込みです。②管渠老朽化比率令和2年度末現在、法定耐用年数を経過した管渠はありません。令和7年度以降に、法定耐用年数を超えた管渠が発生する見込みです。③管渠改善率令和元年度から下水道ストックマネジメント計画に基づく計画的かつ効率的な更新を進めており、令和2年度から管渠の更新が発生しています。

全体総括

1.経営の健全性・効率性全ての指標について望ましい方向へ推移しています。経常収支比率については、前年度比4.44%増の117.28%となり、企業債残高の減少に伴う企業債残高対事業規模比率の減少も続いています。春日市の下水道事業の経営状態は引き続き健全であると判断できます。高い水洗化率や人口減少の見込みなどにより下水道使用料の大幅な増収は見込めない一方、管渠更新等に係る費用の増加が見込まれ、健全な経営状況を継続するためには、企業債残高の減などの経費の削減に引き続き努める必要があります。2.老朽化の状況「老朽化の状況」を示す3つの項目のうち、「有形固定資産減価償却率」「管渠老朽化率」は、老朽化の進行に伴い、悪化していく見込みです。「管渠改善率」は、下水道ストックマネジメント計画に基づく管渠の更新が令和2年度から発生しています。引き続き計画的かつ効率的な施設の更新を行っていく必要があります。

類似団体【Ab】

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